2016/07/15

2016年7月15日(金曜)14日の海外市場は、世界的な株高傾向は変わらず。資金は安全資産とより株の株配利回りを求める動きへ。

2016年7月15日(金曜)14日の海外市場は、世界的な株高傾向は変わらず。資金は安全資産とより株の株配利回りを求める動きへ。

NYダウは134.29(+0.73%)上昇、BOEが利上げを見送り、下落した英国株を除き、アジア・欧州・米国と世界的な株高傾向は止まず。リスク選好のパターンが続く。

今日は週末の金曜日。中国のGDPは? 米CPIは? 共に相場変動の可能性があり注目。


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USDJPYは、安全資産の円はどこへ? 株高+安倍首相は10兆円規模の経済対策の骨子を発表、29日に日銀は追加緩和策を避けて通れない情勢も加わり、円売りの流れは止まらず。

USDJPYは105.50円を簡単に上回るとは思っていなかったが、昨日は106円近くまで続伸、円安の大きな流れを再確認、暫く円安の流れは変わらず。

目先は、106.00~20円をトップと考え、週末のポジション調整が強まり、株安が加われば、104円までの下落余地はあるものの、基本は104.30~80円をボトムに続伸傾向を見守る動きへ。

GBPUSDは、BOEは以外にも利上げをせず、3週間後の8月4日の金融政策委員会で、多数の政策パッケージを含め刺激策を発表する見通しを発表。プラスマイナス=ゼロながら、直後はGBPは上昇し、終わってみれば世界的な株高の中で、英株は下落へ。

ボトムの1.2800から大幅に値を戻しているが、8月4日に緩和する可能性は高く、EU離脱の準備には時間が必要とEUに通達するなど、今後の不透明感は変わらず。EU離脱が決まった24日の下落時のギャップを埋める水準となる1.36台まではほど遠い。GBPUSDは1.3300~1.3400~50のレンジを予想。

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英首相報道官=メイ新首相は欧州委員会にEU離脱の準備には時間が必要と通達。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=米経済に対し大きな影響はないが、英国のEU離脱選択で、安全資産に対する需要が高まり、ドル相場が上昇し、米経済成長に対する影響が出る可能性がある。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=米経済は第2四半期に正しい軌道に戻ったようだ。現在の米国の金利水準は低過ぎると。政策は引き続き緩やかなペースで移行する必要。中国が低成長にどのように対応するか注目。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=経済情勢次第で、慎重なアプローチが必要だが、少なくとも1回、場合によっては2回の利上げが実施される状況を今も考えている。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=英国のEU離脱の影響が明確になるまで、利上げに対して慎重かつ辛抱強いスタンスが必要。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=米大統領選が不確実性を生み出し、11月の選挙が終わるまで企業が決定を遅らせたり、消費者が支出を先延ばしする可能性がある。

政府の経済対策の主要項目=経済対策は、1)1億総活躍社会の実現加速、2)21世紀型のインフラ整備、3)英EU離脱によるリスク対応、4)災害復旧、防災・安全対策の加速。

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