2016/07/05

2016年7月5日(火曜)昨日4日 海外市場の動き

2016年7月5日(火曜)昨日4日 海外市場の動き

米独立記念日で休場の北米市場は、

NZD+AUD+CAD+JPY+EUR=小幅上昇し、特にNZDの強さが最近特に目立つ。GBP=EU離脱の交渉時期も決まらず、動きも鈍い。

欧州株は弱く、特にイタリア株は銀行株(モンテ・パスキ)の下落に-1.74%低下。原油価格(WTI)は49ドルを割り込み小幅低下。

USDJPYは、アジア市場の102.80円台をピークに、北米市場では102.48まで続落。102.50円以下の買いを試すこともなく、102.80円以上の売りを試すこともなく一日を終了。

EURUSDは、欧州市場で、弱い欧州株や、弱すぎるセンティックス投資家信頼感に1.1100近辺まで値を下げるも続かず。1.1160近くまで値を戻すも、1.1150~80の壁は引き続き重く、重要。

GBPUSDは、英国民投票前の混乱時の経済指標は弱く、弱い英建設業PMIにも1.3250以下の買いに下げ止まり、北米市場に入り1.3340台まで上昇するも続かず。結局は1.3300近辺に収束。

NZDUSD、AUDUSDは、2年ぶりの高値となった銀価格など、資源価格の上昇や、旧大英帝国に属しながらも、オセアニアで欧州発の影響を受けにくいのか買い圧力が続く。

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17:30    GBP 6月 建設業PMI=46.0(予想50.5 前回51.2)→ 英国民投票前で警戒感が強く、予想と前回を大幅に下回り、2009年6月と7年ぶりの低水準で、50を割り込んだのは2013年4月以来

17:30    EUR 7月 センティックス投資家信頼感=1.7(予想5.0 前回9.9)→ 予想と前回を大幅に下回る

18:00    EUR 5月 生産者物価指数=前月比0.6%(予想0.3% 前回-0.3%)、前年比-3.9%(予想-4.1% 前回-4.4%)→ 予想を上回る

23:00    CAD 第2四半期 企業景況感調査(予想売上高)=5(予想 前回16.0)→ 前回を大幅に下回る

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シェリング・オーストリア財務相=英国のEU離脱の決定で、多くの企業がEU域内への移転を検討していることは、英国はEUから離脱をしてはならないとの警鐘で、英国はEUに残留する。

金価格=2年ぶりに21ドルを突破。

イタリアの大手銀行 モンテ・パスキ=ECBから3年で不良債権を40%削減するように求められ、株価は14%急落し上場以来の安値を更新。

ラガルドIMF専務理事=英国GDPは、EUからの離脱で2019年までに1.5~4.5%低下する可能性がある。英国とEUとの交渉がどの程度かかるのか、どのような結果となるか見当がつかない。

スイス中銀=6月24日、英国のEU離脱決定で、為替介入を実施。規模は2015年1月以来で最大。中銀預金が5075億1400万スイスフランと、前週の5012億3100万フランから増加した。

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