2016/07/26

2016年7月26日(火曜)欧州・米国市場序盤は、ポンドも下げ止まりドル全面安で変わらずで、逆にユーロは伸び悩む。

全体的に今までのポジションの巻き戻しの動きとなっているが、相場の流れはドル高傾向で変わらず。追加緩和期待が強い、GBP+EUR+AUD+NZDの上昇は限定的で短期的。

市場はなぜか、日銀の追加緩和の可能性が弱まることを意識(可能性は続いていますが!)。原油価格の続落+株価は下落=リスク回避パターン(短期の円ショートポジションの巻き戻しと思われる)に陥りUSDJPYは104円台で推移。

欧州株は総じて強く、米株は小幅な下落でスタート。原油価格は42ドル台へ続落し商品価格は弱く、米長期金利は弱く、逆に短期は上昇へ。

米S&Pケースシラー住宅価格指数は弱く、米サービス業PMIは弱く、CB消費者信頼感は強く、米新築住宅販売件数は強いという、強弱混在。FOMCでは米景気の底堅さが示される可能性も捨てきれないが、現時点でドル売りの流れは止まらず。

GBPUSDは、英BBA住宅ローンの承認件数は予想を上回るも前月より低下し、英国のEU離脱後の住宅価格の下落は止まらず。また、ウィールBOE政策委員は、先のPMIが弱かったことを危惧、BOEの追加緩和の可能性がより高まる。

潜在的なポンド売り材料も織り込み済みなのか無視され、1.30の大台を割り込む気配は見られず。逆に一時1.3180近くへと上昇しているが、戻り売りの流れは変わらず。

USDJPYは、円買いの流れは欧州市場に入り104.00円でようやく下げ止まり、104.70円台まで値を戻す。日銀の金融政策決定会合で追加緩和を意識した、短期円ショートポジションの巻き戻しが予想外に強く、フライング気味にスタート。

AUDUSDは、明日の豪CPI次第! この結果で8月2日の豪中銀の動きを予想へ。そして、AUD相場が変動へ。

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中国政治局常務委員会=国内経済や比較的大きな下振れ圧力に依然直面。

ウィールBOE政策委員=英PMIが予想外に悪かったことで、景気に対する見方が変わった。

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