2016/07/05

2016年7月5日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年7月5日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

米国市場3連休明けを待たずに、アジア市場から流れは変化。

27日から上昇傾向が続いていた日本株も下落へ、原油価格(WTI)は48ドルを割り込み続落、為替相場はドル高(除く円)+円高へ。

アジア市場では、連騰が続いた日本株で売りが始まり、株安=円高の方程式が復活。英国のEU離脱決定後の、政治的・経済的不安定な動きは変わらず、GBPショートの巻き戻しも1週間を経て収まり、気が付けばGBP売りの流れが再開へ。

AUDUSDは、弱い豪貿易収支+弱い小売売上高に直後は下落へ、中国PMIが強く持ち直し、注目の豪中銀の金融政策は予想通りながら、発表直後の反応はAUD買いで上昇。

声明では、豪ドル高をけん制、低インフレの継続予測もあり売りへと変化、ポンドがリードするリスク回避の流れにAUDUSDの買いも力が入らず。

USDJPYは、102.50円を中心としながら、日本株に連動した動きで、日本株や原油価格は弱く、リスク回避の流れへと変化。ドル全面高で、主要国通過では円高へと動き、USDJPYも103.20を割り込んでからは売りの流れへと変化し、101.80台まで続落。101.50円が大きなポイントに入っている。

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為替相場の注目点は、今日の米耐久財受注とダドリーNY連銀総裁発言へと移るが、本命は、明日6日のFOMC議事録公表と、8日米雇用統計へ。

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10:30    AUD 5月 貿易収支=-22.18億豪ドル(予想-17.0億豪ドル 前回-15.79→-17.85億豪ドル)→ 赤字額が前回、予想を上回る

10:30    AUD 5月 小売売上高=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.2%)→ 前回と変わらずながら、予想を下回る

10:45    CNY 6月 財新総合PMI=50.3(予想 前回50.5)、サービス業PMI=52.7(予想 前回51.2)→ 前回を上回る

13:30    AUD 豪中銀金融政策発表=政策金利1.75%の据え置きを決定、予想通り

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豪中銀声明=豪ドルの上昇は経済的な調整を複雑にするリスクがある。現段階では金融政策の現状維持が賢明。

豪中銀声明=政策金利を1.75%に据え置くことを決定。多くの新興国経済の状況はより困難になった。中国の成長率は一段と緩やかになったが、中国の政策が下支え。

豪中銀声明=英国民投票後の資産再評価を受けて、金融市場のボラティリティーが高いが、大半の市場は引き続き効果的に機能。

豪中銀声明=高格付けの借り手の資金調達コストはなお低く、世界的に金融政策は極めて緩和的だ。

豪中銀声明=国民投票の結果が世界の経済活動に及ぼす影響は今はまだ不明であり、英経済への影響以外については判断が難しい。