2016/07/19

2016年7月19日(火曜)18日の海外市場は、再び円売りへと逆戻り

2016年7月19日(火曜)18日の海外市場は、再び円売りへと逆戻り

トルコ軍事クーデターは未遂で終わり、トルコ株は7.08%下落するなど潜在的な悪影響は残るも、テーマは、日本の景気刺激策期待の株高+円売りへと逆戻り。

NYダウは+1.50(+0.09%)上昇、原油価格(WTI)45ドル台前半へ下落、米10年債利回りは1.58%台へ上昇。為替相場は、ドルの強さは残り、円の弱さが目立った。

株式市場は、ソフトバンクが英半導体設計ARMホールディングス巨額な約3.3兆円で買収との報道に驚き、英国株の上昇をリード。英国内での雇用を倍増させるとのこと。

ウィールBOE政策委員は「早期の利下げが必要との主張も重要視しせず」と、緩和期待が強い8月4日の金融政策員会で不透明感も。

USDCNYは上昇し、一時5年来の高値となる0.6700近くへと上昇、中銀がドル売り介入を実施との観測も流れる。米財務省は「現在の為替相場はファンダメンタルズから逸脱していない」と発言。

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USDJPYは、トルコクーデターが未遂で短時間で収束に向かったことで、104円台は幻、105円台も続かず有事の円買いは終わり、米国市場では株高=円安が復活、106.20円台まで上昇し106円台で安定推移。

円はクロスでも全面安で、GBPJPYは141.30円近くを高値に140円台を維持。AUDJPY+NZDJPY+CADJPYは終盤にかけて高値を更新。

EURUSDは、1.1030台をボトムに1.1040~70の狭いレンジから、米国市場に入り株価は小幅上昇、ロンドンフィキシングにかけて1.1080台を高値に、大枠1.1060~80のレンジで安定推移。1.1080台の上値は重くこの水準を上抜けできるかを注目。

AUDUSDは、0.7600を中心とした狭いレンジで推移。米国市場に入り0.7570台をボトムに0.76台をトップに動きは鈍い。テクニカルでは0.7570台を割り込むと続落のリスクが強まる。

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米財務省当局者=中国が人民元の上昇を認めるかどうかが問題。

米財務省=米国はG20で為替操作を回避する必要があることを再表明へ。現在の為替相場はファンダメンタルズから逸脱していない。

フィッチ=クーデター未遂はトルコの政治リスクを強調。

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