2016/07/17

今週の主な材料(7月18日~7月22日)

今週の主な材料(7月18日~7月22日)

ニースの自動車テロなど広まるテロ攻撃の拡大+トルコ軍事クーデター(制圧済み)で、リスク回避の流れに「株安=円高」へと変化するのでしょうか? それとも、参議院選挙からスタートした政府のご意向を意識した「株高=円安」が継続するのでしょうか?

今週は週明け18日(月曜)は日本は海の日で休日となり、海外市場の動きを見て確認することになりますが、19日からスタートする東証マザーズ指数先物取は日本株(マザーズ)にとってはプラス要因となることでしょう!

今週は米国発の材料は乏しく、翌週7月27日のFOMCを意識しながらの週となりそうです。相場見通しは別途「今週の相場を考える」で掲載しますが、今週の材料にも、トルコの軍事クーデターの影響を海外指標の反応をみながらとなりそうです。

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今週、特に注目したいのは、以下の通りです。

7/18(月)=NZ CPI、
7/19(火)=豪中銀議事録、英CPI、
7/20(水)=英雇用統計、
7/21(木)=ECB理事会+ドラギ総裁会見、
7/22(金)=カナダCPI

【7/18(月)7:45=NZ CPI】
第2四半消費者物価指数は、前期比予想0.5% 前回0.2%、前年比予想0.5% 前回0.4%なっていますが、四半期ごとの発表で、予想と結果の差が比較的大きく、発表時間も早朝であることで、相場変動が高くなるいますので、注意してください。

【7/19(火)=10:30 豪中銀議事録】
7月5日の理事会では政策金利を1.75%に据え置き、AUDUSDが一時上昇していました。英国のEU離脱の影響、中国や新興国経済への見通しも気にして、金融政策を据え置くことを決定しています。共に今現在では落ち着いており、サプライズはないと思いますが、投機筋が一時的に豪ドル相場を動かしやすい材料です。

【7/19(火)=17:30 英CPI】
消費者物価指数の予想は、前月比予想0.2% 前回0.2%、前年比予想0.4% 前回0.3%、コア前年比予想 前回1.2%と、前年比は若干上昇が予想されています。いずれにしても、BOE金融政策委員会の大半は8月4日に金融緩和を望み、刺激措置の規模と質を発表すると思われており、多少強くても一時的なポンド買いにとどまり、弱ければポンド売りが強まる可能性を意識しています。

【7/20(水)=17:30 英雇用統計】
OIL方式失業率(3か月)=予想5.0% 前回5.0%、失業保険申請件数=予想4,000人 前回-400人、平均所得(除くボーナス/3か月)=前年比予想2.4% 前回2.3%、含むボーナス/3か月=予想2.3% 前回2.0%と、雇用の改善が見込まれています。いつもながら、予想外の数字に対しの相場変動は大きく、注意が必要です。

【7/21(木)=20:45 ECB理事会+21:30ドラギ総裁会見】
政策金利0.0%、上限金利(限界貸出金利)0.25%、下限金利(中銀預金金利-0.40%の据え置きを予想、QE期日も3月末までと前回と変わらずの予想となっています。安全資産債券の買いは変わらずながら、株価は強く、ユーロ相場も安定していることを考えれば、現状の流れの変化はないでしょう。ただし、トルコの軍事クーデターによる影響と相次ぐテロ攻撃のリスクは不透明要因です。

【7/22(金)=21:30 カナダCPI】
消費者物価指数は、前月比予想0.5% 前回0.4%、前年比予想 前回1.5%、コア前月比予想0.2% 前回0.3%、コア前年比予想2.0% 前回2.1%と、前月比の予想がやや強い反面、コアは弱い予想となっています。いつもながら、カナダCPIは、カナダドルの短期的な影響は強いものがあります。また、同時刻にカナダの小売売上高も発表され同一方向の結果には要注意。

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