2016/07/28

2016年7月28日(木曜)アジア・欧州市場序盤は、円相場が主役。

2016年7月28日(木曜)アジア・欧州市場は、円相場が主役、欧州序盤は英住宅価格の上昇に変化へ。

日経平均株価は、-187.98(-1.13%)下落。欧州株は状弱混在でスタート、EUROSTOXX50は小幅上昇でスタート。原油価格は下げ止まるも42ドル前後で推移し買い戻しも弱い。

為替市場の関心は、FOMCから日銀へと移り、明日に決定は週末の株式と為替相場にとって最重要。安倍首相が華々しく打ち上げた景気刺激策案に、黒田総裁が追加緩和で答えると思われているが、結論がでるまでは安心できず。

明日早朝のCPIが第一関門で、この数字に日銀の緩和策の有無の可能性の度合いを判断し、投機筋が相場を動かすことでしょう!

そのような背景を考えながらの相場展開になりそうです。今日のアジア市場は追加緩和を織り込むより、追加緩和を期待した円ショートを切らされる動きが中心で、クロスでの円売りは予想外に弱い。

欧州市場の序盤も104.50~90のレンジで、昨日の上昇スタート地点の104.50円近辺をボトムに、押し目買いは続くも、上値を買う動きは見られないが、105.20円がポイントを超えると話は別。

AUDUSDは、来週の豪中銀の金融政策で追加緩和の可能性を意識しながらも、米国の利上げ観測は不透明で、ないリスクも意識。0.7500の重要なポイントを上抜け、買い圧力が続いており、昨日の高値0.7560台を超えらえるか? 注目している。

EURUSDは、アジア市場のおとなしいい流れも、午後3時のオプションカット時と同時刻に発表の英ネーションワイド住宅価格が予想外に強く、英不動産価格の続落=ポンド売りが崩れ、GBPUSDは買いへと変化。ユーロもその影響に買いへ急変し、上値を重くしていた1.1080を超えるとストップの買いに1.1120台へと上昇。潜在的な売り圧力は変わらずと考えるも、4時間×200MA=1.1120が重要なポイントに。

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中国株は昨日に続き続落=中国当局が理財商品(WMP)の規制強化を検討しているとの報道が原因。27日の上海総合は5.5%下落していた。

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