2016/07/01

2016年7月1日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年7月1日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

月初で週末、そして、米国は3連休前で債券市場は短縮取引となり、力が入らない一日。

ムーディーズは英企業73社を格下げ対象とするなど、政治的・経済的に不安定な状況が続く中で、相変わらず欧州株は小幅ながら上昇。

NYダウも上昇から取引をスタート。原油価格(WTI)は48ドル台半ばで安定推移、米10年債利回りは1.42%近くまで低下。

為替市場は、GBPUSDを除き、ドル売りの流れが強まる。ユーロ圏と英国の製造業は予想外に強く、ユーロ圏失業率も低下へ。


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USDJPYは、102.45~70の狭いレンジで動けず、円クロスでは主要国通貨高に、円高から円安へと変化。特になし。

EURUSDは、連騰の株式市場や、ユーロ圏各国の強い製造業景況感や失業率の低下もあり、1.1070を損ねん1.1170まで100ポイント近く上昇。

GBPUSDは、1.3250~1.3340の90ポイントのレンジで推移。ドル売りの中で、動きは鈍くクロスでもポンド売り傾向が続く。

AUDUSDは、強さが目立つ。0.7440台→0.7500の大台を一時達成するも、売り圧力をはねつけ、上値トライが続く。

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クーレECB専務理事=主要中銀は英国のEU離脱の影響を監視。市場が不安定になったら介入する用意が整っている。

オーストリアの憲法裁判所=大統領選挙の決選投票をやり直す必要があるとの判断。開票方法に問題があったとの指摘。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=ECBが政策変更を検討するのは時期尚早。ECBとBOEを中心にパニック的な反応に対して、予防的な資金供給の安全措置をとった。

BOE=銀行の自己資本比率緩和を計画。

オズボーン英財務相=EU離脱の決定で経済的衝撃の明らかな兆候がある。