2016/07/06

2016年7月6日(水曜)昨日5日 海外市場の動き

2016年7月6日(水曜)昨日5日 海外市場の動き

リスク回避が再開。

欧州株に続き米株も弱く、原油価格+商品価格は低下、米債は買われ利回りは低下、為替市場はドル高+円高で、GBPUSDは1.30と31年ぶりの安値へ。

NYダウは-108.75(-0.61%)、NASDAQ、S&P500 も続落。原油価格は47ドルを割り込み大幅下落。米10年債利回りは1.37%台へ低下。

BOEは、銀行の自己資本積み増し規制を先送りへ、英国のEU離脱に伴う金融市場の混乱を収める措置を発表するも、英国の政治的、経済的な不透明感と悪影響は払しょくできず。

英国不動産市場では、スタンダード・ライフ・インベストメンツとアビバ・インベスターズ、M&Gインベストメンツが不動産ファンドの償還を凍結→ 英国資産に対する投資家の需要減退、商業用不動産ビジネスへの打撃を懸念。

カーニーBOE総裁は、ポンド安は国際収支の赤字圧縮に寄与すると言うも、投資ペースも重要と、英国の不確実性を指摘。

ダドリーNY連銀総裁は、FRBは忍耐強い対応が可能、低インフレと、英国のEU離脱問題の不安要因を指摘。


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USDJPYは、JPY買いへ。株安などのリスク回避の動きに、円高傾向が続くも、101.40台をボトムに、かろうじて101.50円近辺を維持。欧州クロージング時間近くから利食いのドル買いも強まり101.70台へと上昇。101.80、102.30、102.60円と戻り売り圧力は続きそう。

EURUSDは、英国のEU離脱の経済的な悪影響を懸念、欧州株の下げは止まらずEUR売りへ。再び焦点は1.11~1.12のレンジの下限を割り込み、1.1060台まで続落しようやく下げ止まる。1.1110~20、1.1180と戻り売り圧力が続きそう。

GBPUSDは、英国のEU離脱の経済的な悪影響を懸念、英不動産価格の下落を危惧しGBP売りへ。1.3000と大台となる、31年ぶりの安値まで下落してようやく下げ止まるも、反発力は鈍く下値トライを継続中。

AUDUSDは、豪中銀の声明では、中国経済へ成長は一段と穏やか、豪ドル高をやんわり牽制、英国のEU離脱がによる豪州経済への影響を危惧。資源価格の下落もあり200時間MAの0.7450台まで続落するも、週明け直後の0.7440台までは下げ切れず。この水準を維持できれば反発も期待できるが?

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GBPUSD=1.3000と31年ぶりの安値。離脱選択で償還請求に見舞われ、スタンダード・ライフ・インベストメンツとアビバ・インベスターズ、M&Gインベストメンツが不動産ファンドの償還を凍結。

ダドリーNY連銀総裁=低インフレに加え、英国のEU離脱問題は米経済への不安要因の一つで、FRBは忍耐強い対応が可能。

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23:00    USD 5月 製造業受注指数=前月比-1.0%(予想-0.9% 前回1.9→1.8%)、除く輸送機器前月比=0.1%(予想 前回0.3%)→ 予想よりマイナス幅が拡大

23:00    USD 5月 耐久財受注・確報値=前月比-2.3%(予想-2.2% 前回-2.2%)、除輸送機器・前月比-0.3%(予想-0.3% 前回-0.3%)→ 予想や前回よりマイナス幅が拡大

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