2016/10/11

2016年10月11日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年10月11日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

3連休明けの米国市場は、米株はマイナスからスタート、米10年債・2年債利回りは上昇へ。為替市場は、米利上げ期待を底辺にし引き続きドル高傾向が続き、他通貨で円高傾向が続き、EUR+GBPのみならず、NZD+AUDの弱さが目立つ。

USDJPYは、日本株高+米利上げ期待にも、実需筋の売り+クロスでの円高の影響もあり104円の壁を明確にに超えられず、104.07円を高値に上げ止まり、103.60~95の狭い水準で取引が続く。

EURUSDは、英国のEU離脱選択によるGBPUSD安の流れと、EUR存続に疑問がもたれ1.1100を割り込み続落。買い戻しは極めて限定的。

GBPUSDは1.2250で下げ止まるも戻りは鈍い。ハードブレグジットのリスク高まりに下落圧力は変わらず。

AUDUSDは0.7530台まで続落。0.7530台でようやく下げ止まるも、戻りは0.7570台を超えられず。

NZDUSDは、追加利下げ期待にアジア市場から売りが強まり0.7050まで続落。

USDCADは、OPEC総会で減産合意期待に、原油価格の高止まりからCAD買い要因が続くも、前日の急落時近くの1.3230台まで値を戻し、上下変動が高まる。

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サンダースBOE政策委員=英経常赤字が続いていることや規模に、ポンドがさらに下落しても驚きではない。一段安となる可能性は全く分からない。

サンダースBOE政策委員=EU離脱のプロセスが厳しくなれば、経済成長は大幅な低水準になる可能性。今後1年の英国経済について、多くのエコノミストが考えるよりも良好になる可能性が高い。

サンダースBOE政策委員=ポンド下落が数年続いてもインフレに及ぼす直接的な影響は看過できる可能性。

カシャップBOE政策委員=欧州の銀行を起因とするストレスの波及、および欧州銀と英銀におそらく間接的なつながりがあるのではという点を非常に心配。

カシャップBOE政策委員=欧州銀大手の一角が抱えるぜい弱な状況は最大の懸念材料。
日銀の国債保有残高が400兆円を突破=400.3092兆円で、国際発行残高の約4割にあたる。2013年4月に量的・質的金融緩和(QQE)の導入時は約130兆円で、3年半で3倍に拡大。

国際エネルギー機関(IEA)月報=OPECとロシアが石油の大幅な減産で合意すれば、過剰供給の解消が早まる可能性があると。

ユーロ圏の長期インフレ期待が、原油高に英国のEU離脱選択の6月以来の高水準。t年先の5年先のブレークイーブンフォワード1.385%。

ロシアエネルギー相=現時点で原油減産ではなく増産の凍結のみを検討。

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