2016/10/07

2016年10月7日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年10月7日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

日米3連休前の金曜日、米雇用統計に市場の選択はなぜかドル売りでドルは全面安。

米雇用統計は失業率は若干増加し悪化、非農業門雇用者数は弱かったが前月は大幅に上昇修正。平均労働時間+平均時給+週平均労働時間+労働参加率は若干増加と、強弱混在。

直後のドル売り→ドル買いが示す通り、積極的にドルを売る数字にも思えないが、週末ロングウィークエンド前で、G20+米大統領選第2回TV討論会を控えた、ドルロングの調整売りの可能性も。

米金利の下げもあり、時間と共にドル売りが強まり、22:30時の米現物株スタートでようやくドル売りも収まる。

米株はプラス圏からスタートし直ぐに小幅下落へ、米10年債利回りは上昇から一変し下落へ、原油価格(WTI)は50ドル台前半で推移、

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USDJPYは、米雇用統計直後の反応はドル売りで一時103.24まで下落→103.90台まで値を戻すも、円ショート・カバーデーへと変化し、米現物株が始まる22:30分近くに102.86円を付けてようやく下げ止まるも、103.05~10の上値が重くなっている。

EURUSDも、米雇用統計直後の反応はドル売り(1.1169)→ドル買い(1.1110台)をボトムに22:30分近くには1.1205近くへと上昇し、ようやくドル売りも弱まるが、1.1180台で下げ止まっている。

AUDUSDも、米雇用統計直後の反応はドル売り+ドル買いへと動くも、ドル買いは限定的で、0.7570台をボトムに22:30分近くに0.7620台まで上昇しようやく上げどまり、0.7600台で下げ止まっている。

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USD 9月 雇用統計: 失業率:5.0%(予想4.9% 前回4.9%)、非農業部門雇用者数=前月比15.6万人(予想17.5万人 8月15.1→16.7万人、7月27.5→25.2万人)、週平均労働時間=34.4(予想34.4 前回34.3)、労働参加率=62.9%(予想 前回62.8%)、時間当たり賃金=0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、25.79ドル(予想 8月25.73ドル、7月25.7→25.71ドル)、平均時給=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、前年比2.6%(予想 前回2.4%)

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独経済省=2016年GDP見通し1.7→1.8%に上方修正し、達成できれば5年ぶりの高水準へ。2017年1.5→1.4%へ下方修正。

サパン仏財務相=英国がEUから離脱すれば、ロンドンがクリアリング業務の中心であり得ない。

バルス仏首相=欧州の経済成長の押し上げや欧州連合(EU)の債務への取り組みをめぐり、ドイツと意見の相違がある。トルコEU加盟をめぐる偽善行為はある時点で終わらなければならない。

BOE報道官=ポンドドルの急落の原因を調査中。

メスター・クリーブランド連銀総裁=0.25%の利上げは妥当。

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