2016/10/26

2016年10月26日 アジア・欧州市場の動き

2016年10月26日 アジア・欧州市場の動き

日経平均株価は小幅高で、原油価格49ドル台前半へと弱く、為替相場は早朝の強い豪CPIを受けたAUDUSDの上昇からスタート。

主要国通貨の動きは鈍く、USDJPYは104円を割り込めず、104.40円を超えられず、AUDJPYの上昇だけが目立っていた。

さすがに昨日104.80円台まで上昇、105円をトライできずに104円台まで下落する流れと、欧州市場市場序盤のEURUSD+GBPUSD+NZDUSDの上昇+USDCADの下げを見れを見れば、クロスで円売りが再燃しない限りは、今現在では積極的にUSDJPYを買うことにためらいがみられる。

しかし、市場のセンチメントが円ベアから円ブルに変化したとは考えにくく、103.60~80円の水準では実需筋の買い期待も残っている。新たな材料がなければ、103.80~104.50円のレンジに入り、直近は下値リスクもありそうだが、その後の買い戻される可能性も。

豪CPIは、総合は予想を上回るも、コア前年比は変わらず、前月比コアは予想通りながら前回より弱い。

インフレ上昇するような強い数字とは思えないが、当面は追加緩和はなさそうで、発表直前になぜか値を下げていたこともあり、AUDUSDは0.77台まで、AUDJPも80円の大台を超え80.30円台まで急進し高値圏で推移中。

AUDUSDは、金利差にやや目が向けられている現在、NZドルを合わせ追加緩和のリスクが弱まれば、買われやすい通貨で、インフレ関連の数字に敏感に反応することが多い。

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◎AUD 第3四半期 消費者物価指数=前期比0.7%(予想0.5% 前回0.4%)、前年比1.3%(予想1.1% 前回1.0%)、RBAトリム平均値=前期比0.4%(予想0.4% 前回0.5%)、前年比1.7%(予想1.7% 前回1.7%)、加重平均値=前期比0.3%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比1.3%(予想1.4%前回1.4%

◎GER 11月 GfK消費者信頼感調査=9.7(予想10 前回10)

◎GER 9月 輸入物価指数=前月-0.2%(予想0.0% 前回-0.2%)、前年比9.7%(予想10 前回10)

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米抵当銀行協会(MBA)=米銀の住宅ローン実行額は2017年に1.1兆ドルに達し、バブル崩壊後初めて1兆ドルを突破、前年比11%の増加となった。

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