2016/10/01

最新のIMMポジションから、 2016年10月1日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2016年10月1日(土曜)

トータルではドル高思考が強まり、個別では円先高感が強まる。

9月27日付のデータでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは、前週の-61,278コントラクトから-104,208コントラクトと通貨のショートポジションが大幅に増加。米大統領第一回TV討論会で、ヒラリー氏が優勢とのマスコミ評価や12月の米利上げ期待もありドル先高センチメントが強まっていました。

その筆頭はポンドで、予想外に早く英国はEUからの離脱手続きを始め、市場へのアクセツが遮断されるのではとの思惑もあり、-58,686→-87,714へとショートが29,028コントラクトも増加しています。

カナダドル、スイスフランもネットのロングからショートへと変化しています。逆に、ユーロのショートは減少し、NZドルは小幅な減少にとどまっています。問題の円ですが、日銀の金融政策決定会合後も、新たな「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」が不透明で、円先高センチメントは変わらず、円のロングが増加しています。



詳しくは、別表をご覧ください。


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