2016/10/06

2016年10月6日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年10月6日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

年内の米利上げ期待が強まり、米株はマイナスからスタート。米10年債利回りは1.73%台へと上昇、2年債も0.845%へ上昇へ。WTIはついに50ドル台へと上昇。

為替相場は、ドル全面高! 明日金曜日の米雇用統計が最大の山場。

本当なのか、ただ気になるだけなのか、最近は主要国の金融政策に変化の可能性が訪れる予感を示す材料が多くなっている。

ECBはQEの縮小を模索との報道が流れたり、メイ英首相がBOEの低金利政策とQEを批判している。日銀の政策は量から金利へと変化、米国は11月、12月にでも利上げを実施するムードが高まっている。

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USDJPYは、相変わらず大きな調整もなく、押し目を狙っての買は有効ではなく、米国市場では強い米新規失業保険申請件数+米金利上昇に、一時104.00円まで続伸するも、大口の売りに伸び悩んでいる。

EURUSDは、強い独製造業受注にも反応は鈍く、欧州市場序盤に一時1.1210近辺へと上昇した。強い米新規失業保険申請件数+米金利上昇に1.1170近辺へと値を下げ、ECBのQE縮小のウワサに急進した5日の水準近くへと値を下げている。

AUDUSDは続落。早朝の予想外に赤字額が減少した、豪貿易収支以外に豪州の材料も特に見られず。AUDJPYは実需筋の買に底堅く推移するも、強い米し新規失業保険申請件数+ドル全面安の流れに、買いも弱く0.7560台まで続落へ。

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GER 8月 製造業受注=前月比1.0%(予想0.2% 前回0.2→0.3%)、前年比2.1%(予想1.6% 前回-0.7→-0.6%)→ 予想外に強い数字で内需が回復へ

USD 新規失業保険申請件数=24.9万件(予想25.7 前回25.4万件)→ 予想外に改善しドル買いが強まる

CAD 8月 住宅建設許可=前月比10.4%)予想2.0% 前回0.8%)→ 今年2月以来の高水準で予想外に大幅な数字に直後はCAD買いが強まるも続かず

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ECB議事要旨(9月8日)=基調的なインフレ率に回復の兆しはなく、ユーロ圏経済は引き続き金融面の支援が必要。スタッフ予測で想定されている、非常に大規模な金融面の支援を維持することが極めて重要。

ECB議事要旨(9月8日)=必要ならさらなる措置を採用するとの理事会の決意に疑問はないはず。

ハモンド英財務相=BOEの景気刺激策の副作用に言及し、成長押し上げに新たなアプローチが必要。低金利政策への依存を減らし、他の景気刺激策により注力するための計画を表明する。

ハモンド英財務相=初の予算演説は11月23日の予定。

アルジェリア・エネルギー相=11月のOPEC総裁で1%の減産拡大を決める可能性がある。

ティール・ブラックロック・グローバル国際部門統括=ECBはQEの縮小は時期尚早。BOEは緩和サイクルを停止できる。BOJは「財政と金融政策の協調が新たな時代」に突入。円とJGBの買を推奨。

リーカネン・フィンランド中銀総裁=ECBによる低金利と積極的な債券買い入れの超金融緩和政策は、ユーロ圏の経済を下支えするために不可欠。

英第2四半期労働生産性=前期比0.6%(前回0.5%)と金融危機以前の水準を回復。

メルケル独首相=2017年と18年に最大60億ユーロの減税を計画。

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