2016/10/21

2016年10月21日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年10月21日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末の金曜日、アジア市場を含め今日は重要な経済指標の発表も少ない。日経平均株価は-50.91(-0.30%)と小幅低下、原油価格は50ドル台を維持、為替相場は主要通貨でドル高の流れを維持。

USDJPYは、昨日は週末を前にした円ショートのポジションも調整され、今日は再び104円台を回復し一時104.20円台ま上昇。しかし、104円台で中期筋の売りが強く、黒田日銀総裁の「追加緩和に慎重な姿勢」+白井前日銀審議委員の「日銀がこれ以上ETFの買い入れを拡大することは困難」との発言もあり、軟調に推移し、103.80台で推移している。

EURUSDは1.0900を割り込み下落。朝方の1.0930近辺を高値に欧州市場に入り1.0880台まで続落、他の主要通貨でも弱さが目っている。

AUDUSDは、昨日の弱い雇用統計から市場のセンチメントは急変。0.7800の大台トライ失敗の反動もあり、AUDロングの調整色が今日も続いている。アジア市場の安値0.7610台から欧州市場の序盤には一時0.7650まで値を戻すも、欧州市場では再び売りへと変化している。


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黒田日銀総裁(衆院財務金融委員会)=物価2%達成後ずれする可能性を示唆。前回の金融政策決定会合から適切と考えるイールドカーブにも大きな変化はなく、追加緩和に慎重な姿勢。

黒田日銀総裁(全国信用組合大会)=経済・物価情勢だけでなく、金融情勢も十分踏まえ、2%の物価安定目標を実現するために最も適切なイールドカーブの形成を促していく。

白井前日銀審議委員=日銀がこれ以上ETFの買い入れを拡大することは、よほどのことがないと困難。

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