2016/10/27

2016年10月27日(木曜)昨日26日、海外市場の動き

2016年10月27日(木曜)昨日26日、海外市場の動き

米株はNYダウがマイナスから回復し+30.06(+0.17%)と小幅上昇するも、S&P+Nasdaqは小幅低下、米10年債(1.756→1.791%)+2年債(0.8523→0.8704%)へ利回りは上昇へ。原油価格(WTI)は48.87→50.10→上下変動するも49.17ドルへ下落。

為替市場は一日を通じて、AUD+NZD+JPYでドル高、EUR+GBPでドル安。円クロスでは、EURJPY+GBPJPYは上昇、AUDJPY+NZDJPYは小幅な上昇にとどまり、総じて円売りの流れへ。

USDJPYは、アジア・欧州市場では株安+原油安にも、円先安感と日本株高期待が強く、104円の壁を割り込むことはできず。強い米経済指標+米株が持ち直し+米金利の上昇+クロスの円売りに、104.60円台まで上昇へ。

EURUSDは、最近の強い経済指標もあり、資産買い入れ延長の可能性は残るも、フォワード金利からECBの追加利下げ観測は後退し、欧州市場かEUR買いからスタート。弱いGfK消費者信頼感と欧州株安の中でも一時1.0940台まで上昇。強い米経済指標+米金利の上昇+米株持ち直し+EURGBPの売りに1.0900近辺へ値を下げる。

GBPUSDは、主要通貨に対して強さを維持。アジア市場1.2150台、欧州市場1.2200近辺、米国市場1.2220近辺と、底値を切り上げ、過去3日来上値を抑えられた1.22台半ばを前にして上げ止まるも高値圏で推移。27日のGDPで1.22台半ばを超えられるか期待は残る。

AUDUSDは、アジア市場の急伸を維持できず、スタート地点の0.7640近辺へ逆戻りするも、AUDJPYは一日を通じて79.40~80.30のレンジから80円近辺を何とか維持し強さを保つ。NZDUSDは、欧州市場の0.7180台を高値に0.7150近辺へ低下し、動きは鈍い。

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ECB=資産買い入れの延長の可能性は残るも、追加利下げの可能性が薄らぐ。景気回復を示唆する指標とECBがさらなるマイナス金利へ消極的で、ECB理事会の12月8日のユーロ圏無担保翌日物平均金利(EONIA)フォワード金利EUIRP01=Rは-0.3531%と、翌日物の-0.3500%とほぼ同水準となった。

ECB関係者=2017年3月以降も国債購入を維持することはほぼ確実。

FT紙=BOEの金融サービス委員会の健全性監督機構は、ドイツ銀行やモンテ・パスキなど一部イタリア銀行にエクスポージャーの詳細提出を求めた。

USD 週間原油在庫統計=-55.3万バレル(予想169.9万バレル 前回-524.7万バレル)→ 予想外の減少に一時原油高くは上昇するも続かず

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