2016/10/18

2016年10月18日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年10月18日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

為替相場は、NZD+AUD買いがリードし、昨日来のドル売りの流れを維持。円はクロスで円売りが強く、USDJPY相場を下支え。

予想を上回るCPIにNZDは強く、ロウ豪中銀総裁は「現状のAUD相場が望ましい」と言い、豪中銀議事録では「経済成長が維持されるとの見方が妥当」と言い、AUD買いが強まる。

日経平均株価は+0.38%(+63.49)上昇、原油価格(WTI)は50ドル台を維持し底堅く、CAD買いも強く新興国通貨も上昇へ。

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USDJPYは、ドル売りの流れにも、AUDJPY+NZDJPYの買いがサポートし、103.70円近辺をボトムにし、円ロングの切りや実需の買いに再び104円台へと上昇。ただし、緩やかな上昇にとどまる。

EURUSDは、朝方の1.0990台をボトムに1.1000の大台を超えて一時1.1020台まで上昇するも、AUDEURの買いに上昇力も鈍く、欧州勢の参入でフタタ意1.1000を目指す動きへ。

AUDUSD+NZDUSDは続伸へ。ロウ豪中銀総裁発言+NZCPIなどの買い材料に加え原油価格も安定し、新興国通貨高に安定した上昇が続く。

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NZ第3四半期 消費者物価指数=前期比0.2%(予想0.0% 前回0.4%)→ 予想を上回り直後からNZドル買いが強まる。、

ロウ豪中銀総裁=インフレを抑制している諸要因はまだしばらく続く。最近のコモディティー価格高が豪ドルに上昇圧力をかけている。現在の豪ドルと金利は経済にとって望ましい水準。今後一段の著しい豪ドル高は見通しを複雑にする

NZ第3四半期CPIは予想を上回り、NZD買いが強まる。

豪中銀議事要旨=次回11月の会合での判断に、理事会メンバーが物価指標や雇用統計を重視。

豪中銀議事要旨=経済見通しを検証し、過去の利下げの効果や労働・住宅市場の状態を見極める機会となる

豪中銀議事要旨=今年の雇用増はパートタイム雇用によるもので、労働市場の勢いにかなりの不透明感がある。為替相場の上昇が、鉱山分野主導の成長からの転換を複雑化させる。

豪中銀議事要旨=経済成長が維持されるとの見方が妥当だとし、長期にわたる鉱山投資の落ち込みは最悪期を脱した。

ロイター調査=日銀が9月に導入した金融政策の新しい枠組みについて、自社の投資活動や物価上昇には、ほとんど効果がないとの回答が8割以上を占めた。融政策に実体経済を改善する力はないという手詰まり感が企業の間に広がっている。

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