2016/10/25

2016年10月25日(火曜)24日、海外市場の動き

2016年10月25日(火曜)24日、海外市場の動き

米金利(10年債利回り1.738→1.762%)と米株(18150→18223ドル)は上昇、為替相場はドル高傾向を維持(USDJPY103.83→104.20台近辺)。原油価格は「イランがOPECによる減産からの除外を求め」急落から、ロシアエネルギー相+イラン石油次官発言に反発し50ドル台前半を維持(WTI50.98→49.64→50.40台近辺)。

週明け月曜日のアジア市場では、週末に英紙が「英銀大手はEUパスポートの失効を懸念し英を脱出を準備」との報道にGBPUSDの売りからスタートし主要国でドル買いの流れへ。

欧州市場の序盤からドル売りへと変化。欧州市場の序盤では、株高+強いユーロ圏PMI+独連銀のインフレ上昇見通しにEURUSDは上昇、ドル売りへと変化するも、英CB製造業受注は弱くドル売りの足を引っ張る。

米国市場では、大幅な株高からスタートし、米金利の上昇にドル買いの流れがへと変化。ブラード・セントルイス連銀総裁が「当面は一度の利上げで十分」と弱気な発言にも大きな反応は示さず、1年ぶり高水準となった米製造業PMIにドル急反発、ドル全面高へ。

米国市場の終盤では、エバンズ・シカゴ連銀総裁「インフレ見通しと労働市場が改善が続けば、2017年末までに3度の利上げが適切となる可能性」と発言、ドル買いの流れを維持へ。

ボロズ・カナダ中銀総裁は「一段の緩和は非伝統的な金融政策により近づくことになり、利下げに踏み切るのは簡単ではない」と緩和期待を裏切る発言に、USDCADは1.3390→1.3290台へ急落し、カナダドルは全面高へ。

USDJPYは、動きはスローながら、株高=円安+日米金利差拡大に底値を切り上げ10月13日の高値104.60台を再度試す動きとなっているが、104.30~50円の売りは厚く、一朝一夕の円売りとならず。

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ボロズ・カナダ中銀総裁は「一段の緩和は非伝統的な金融政策により近づくことになり、利下げに踏み切るのは簡単ではない」

ロシアエネルギー相=短期的な産油量制限、市場安定化に効果

エバンズ・シカゴ連銀総裁=インフレ見通しと労働市場が改善が続けば、2017年末までに3度の利上げが適切となる可能性。2016年後半のGDP成長は2.0~2.5%を予想。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=米経済が将来、衝撃に見舞われた場合に景気を支援できるよう、金利が現在の水準から上昇することを望む。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=2%のインフレ目標達成を真剣に取り組むことを示すために、低金利の長期間継続が必要。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=カバードボンドの購入は入手可能な資産が限界に達した。他の選択肢はある。

メイ英首相=EU離脱に伴い欧州単一市場へのアクセスを失う「ハードブレグジット」に英国が向かっていると示唆することは正しくない。

メイ英首相=EU離脱にあたり、良好な通商をめぐる合意と同時に移民のコントロールの双方を確保したい。英経済にとり金融サービス部門が重要であると認識している。

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