2016/10/15

最新のIMMポジションから、 2016年10月15日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2016年10月15日(土曜)

10月11日付のデータでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは、-145,777コントラクトと、前週の-111,841から通貨ショートが33,936コントラクト拡大し、今年2月2日の-186,565に次ぐ大きさになっている。1月29日には日銀がマイナス金利付き量的・質的緩和を実施した影響もあるが、2016年12月16日に米国が長いトンネルから抜け出して利上げを実施した後の影響もあった。

11日付のデータからは、年内の米利上げ期待に、久々にドル先高期待が強まっていることが伺える。その中で、円のロングは前週から-22,786コントラクトと減少し、8月2日以来の低水準に逆戻り。ユーロのショートも増加し8月9日来の水準で、NZのショートは-7,736で前週とほぼ変わらず。ネットポジションではポンドのショートポジションに近づいている。

一方、ポンドは過去2週連続しショートが拡大していたが、引き続きショートNO.1の地位を維持するも、今回は小幅に減少し、ユーロショートの水準に近づいている。

また、カナダドルだが、OPEC減産合意期待に原油価格は上昇し、カナダドル高の動きが強まっている反面、IMMのポジションではネット・ショート-11,704と、小幅な減少にとどまっている。


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