2016/10/01

2016年10月1日(土曜)9月30日、海外市場の動き

2016年10月1日(土曜)9月30日、海外市場の動き

期末・月末・週末の海外市場は、ドイツ銀行株上昇し相場をリード。

米株と米金利は上昇、原油価格は小幅高。ドイツ銀行株の上昇にリスク選好の動きへと欧米国市場から流れは変化。EURUSD+GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDは上昇し、ドル売りの流れへ。

USDCHFは、EURCHFでスイス中銀の介入の思惑もあり上昇しドル高へ。USDJPYは欧米市場では蚊帳の外ながら、リスク回避の巻き戻しと、クロスでの円売りに底堅く推移するも、101.50円以上は超えられず。

ドイツ株は上昇、ドイツ銀行は米司法省とで54億ドルで決着との一部報道に、EURUSDは急伸し、ドル買いの流れを作り、期末・月末・週末の海外市場はこの流れで終了した。米経済指標は比較的堅調ながら、アトランタ連銀GDPNowは米GDP・PCEを受け米第3四半期GDP予測値2.8→2.4%へ下方修正へ。

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USDJPYは、USDJPYは、日本時間の101.10近辺→101.80円近くまで急伸後の100.70円台までの急落、そして、欧米市場では101.40円台を回復するも、動きは徐々に緩慢となり、他の主要通貨でドル売りが強まる中で、円クロスでは円売りが続く。

今日のテーマは、決算期末の特殊要因はさることながら、ドイツ銀行株の序章=株高=リスク選好の動きで、円相場は主要テーマとならず。NY市場終盤にかけてはクロスでの円売りも弱まり101.40円台で上昇力も乏しく、101.28円近辺で終了している。

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◎米司法省がドイツ銀に科すMBS不正販売問題の罰金を最大140億→54億ドルに大幅に削減で合意に近づく。→ ドイツ銀の米国預託証券(ADR) は15%急騰し、EUR買が強まる。
◎IMF=新たなSDR構成通貨の相対比率を発表(人民元採用に伴い)、SDRは0.58252ドル、0.38671ユーロ、1.0174元、11.900円、0.085946英ポンド。
◎アトランタ連銀GDPNow=米第3四半期GDP予測値2.8→2.4%へ下方修正。
◎日本のCPIは、前年比-0.5%、コア前年比-0.5%、コアコア0.2%で、総合は前回よりマイナス幅が拡大、コアは予想通りで、コアコアは前回を下回る
◎英GDPは、前期比0.7%、前年比2.1%、前期比は予想を上回り、前年比は予想通り。
◎ユーロ圏CPIは、前年比0.4%、コア0.8%で、 前年比は予想通りながら前回より上昇、コアは前月と変わらずながら予想より弱い。
◎個人消費支出は、前月比0.0%と予想・前回より弱い、PCEデフレーター0.1%、コアPCEデフレーターは前回を上回る。
◎カナダ月次GDPは、0.5%と予想を上回る。

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