2016/10/05

2016年10月5日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年10月5日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+83.5(+0.50)上昇、原油価格(WTI)は49ドル台維持し底堅い動きへ、米金利は小幅安。

金曜日の米雇用統計や週末の米大統領選第2回討論会を前にして、第1回討論会でクリントン氏が有利との調査で、トランプリスク後退=ドル買いへと動いていることも多少影響している。

米ドルは、先週の強いISM製造業PMIから始まった米利上げ期待は、複数の連銀総裁らのタカ派発言でその可能性がさらに強まり、今までのドル安センチメントが目先はガラッと変化している。ただし、どこまでつづくのか? 103.25近辺が一つのポイントとなっている。

最近は為替相場を動かす要因や材料が増えているが、先の日本発(日銀の金融政策)による円相場が相場を動かすことはなくなり、逆にドルの要因でUSDJPY相場が動いているように思えてならない。

また、直近の動きは上下変動が伴わないも緩やかな上昇で、押し目買いができずに上昇し、特に101.80、102.50円をクリアに上回ってからはその流れが強い。

EURUSDは、ドイツ銀行の金融不安の問題は、米司法省との和解金が50億ドルぐらいで落ち着くのではとの期待感が広まり、ユーロ売りの要因がやや薄らいではいるも、GBPUSDの下落の影響を受け、戻りも鈍い。

GBPUSDは、英国はEU離脱の手続きを3月末までに済ませると発表、「Hard BREXIT」のリスクにポンドは31年来の安値を更新中。やや先走って動いているように思えてならないが、先の不透明感を考えれば、やむを得ない。

USDCADは、OPECは11月の総会で減産合意をする可能性に、原油価格は上昇し、新興国にとってはプラス材料となり、原油価格と連動性の高いカナダドルにとってはプラス要因以外何物でもない。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

エバンズ・シカゴ連銀総裁=12月のFOMCで利上げする可能性が高いが、11月も排除せず。さらなる利上げにはインフレ率が上向くことが必要。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=大統領選が金融政策に与える影響については不明。政府の財政政策スタンスを注視する。

世界最大の乳製品輸出会社フォンテラ が4日実施した入札で、乳製品の国際価格を示すGDT価格指数が2週間前から3%低下、NZドル売りが強まっている。

シドニー市場=商品相場安を背景に鉱業株が下落し、株式相場の重となる。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※