2016/10/01

2016年9月30日(金曜)アジア・欧州市場の動き

2016年9月30日(金曜)アジア・欧州市場の動き

月末・期末の週末金曜日。投機的な動きも抑制されやすく、逆実需筋など特殊要因による変動が相場を動かすことが多い一日。

日経平均株価は、前日の海外市場で再発したドイツ銀行からヘッジファンド多数が資金を引き揚げ、ドイツ銀行ADP急落し欧米株価は下落していた。その影響を受け日経平均株価は-243.87(-1.46%)安。

日本株安にも円売りの反応は鈍く、投機的な動きなのか、USDJPYha
101.10台→101.80円近くへ急騰、円は一時全面安となったが、続かず。結局は、昨日の海外市場と今日の朝方の安値を割り込み100.70円台まで下落。

気になっているは、朝のNHKニュース。IMFは、米経済成長率の見通しを2.2%→1%台半ばへ下方修正することで調整。米大統領候補が保護主義的な貿易政策で、経済政策の先行きが不透明、企業の設備投資がを見合わせる可能性も。10月の米G20に向けとりまとめ中。とのこと。

世界の景気を引っ張っている米国経済が本当にスローダウンするのでしょうか? 不透明な米大統領選もあり、より危惧される材料となっている。

ただ、アジア市場では、それほどこれを材料視しているような動きとなっていないが、要因不明な円売りの後は、円が他通貨で強含みで推移していることがやや気になる。

いずれにしても、月末・期末の週末金曜日、金融機関の大口投機的ポジションは制限がかけられていると思われ、実需の動きによる変動だを注意したい。