2016/10/28

2016年10月28日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年10月28日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

予想以上に強い米第3四半期GDP、前期比年率2.9%と2年ぶりの高水準に、12月の米利上げ期待度がさらに高まり、米金利の上昇傾向にも関わらず米株は底堅く推移。

為替相場は、米GDP発表前からドル買いの流れが続き、発表を受けドル買いが一時強まるも、総じて大きな変動とはならず。週末と実質的な月末のドルロングのポジション調整の売りと、ドル先高期待の押し目買いと混在する流れながら、現時点ではドルロングの調整売りがやや勝る。

欧州時間に発表された、ユーロ圏の景況感・業況感指数は強く、独CPIは予想と変わらずだ前月より小幅上昇、HICPは予想外に強い。ECBの目標値には到底届かないが、ECBの追加緩和の期待度はやや低下し、独10年債利回りは上昇傾向が続く。

USDJPYは、東京市場の午後3時の高値105.42を、強い米GDP直後に上抜け105.50円近くまで上昇するも、メインイベント終了に週末のポジション調整が優勢で、105.10近くまで値を下げ、戻り売り+押し目かいの上下変動するも、なかなか売り圧力は消えず。

EURUSDは、強いユーロ圏の景況感・業況感指数+独CPIに底値が固くなり、EURGBPの買いも加わり、1.0920台まで上昇。強い米GDPにも1.0910~35の上下変動しただけで、予想外に動きは鈍い。

GBPUSDは、北アイルランド高裁=英国のEU離脱決定について議会の採決必要とせずとの報道に、GBP売りが強まり、一時1.2110台まで下落。米GDP前にボトムアウトし、強い米GDPにも1.2125~1.2165のレンジから、底堅い値動きが続いている。

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北アイルランド高裁=英国のEU離脱決定について議会の採決必要とせず→ GBP売りが強まる。

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