2016/10/04

2016年10月4日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き


2016年10月4日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

ドル高+株高でスタート(後に失速)+金利上昇。

ドル高傾向が続きUSDPYは102.70台へ上昇し、EURUSD+GBPUSDは続落、底堅かったAUDUSD+NZDUSDもついに失速し下落。

欧州株は上昇を維持し、米株は上昇からスタートするも失速。原油価格(WTI)は49ドル台へと上昇、米10年債利回りは1.63%台へ、2年債利回りも0.805%台へと上昇。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁は、引き続き利上げを主張し「金利は現行水準から1.5%高い水準であるべき」と発言、米金利は上昇ひドル高傾向は止まらず。GBPUSDの売りがリードするドル買いの流れへ。

IMFは、日本とユーロ圏の成長見通しを引き上げ、米国は大幅下方修正するも、ドル買の流れは止まらず。米国の成長率見通しは、2016年(7月時点比)2.2→1.6%へ下方修正、2017年2.5→2.2%へ下方修正。

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USDJPYは、102.50円前後の売りに上値は抑制されていたが、強い米株+米金利上昇+主要通貨でドル高に、緩やかに102.70円台まで続伸。

GBPUSDは、1.2820の壁を割り込み最安値を更新中。メイ英首相は、来年3月までにEU離脱手続きを終えると発言。緩やかな離脱の思惑から「Hard BREXIT」のリスクにが高まり、1.2740近くまで続落へ。

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ラッカー・リッチモンド連銀総裁=インフレを制御するには金利は著しく上昇する必要があるかもしれない。利上げを行う強い根拠が存在するとの認識。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=失業率やインフレ率を踏まえると、金利は現行水準から約1.5%ポイント高い水準であるべきことを歴史は示す。

IMF世界経済見通しを公表=世界経済見通し2016年3.1%、2017年3.4%と7月時点と変わらず。日本とユーロ圏の見通しを引き上げ、米国は大幅下方修正。

IMF世界経済見通しを公表=先進国は引き続き、期待外れの低い成長軌道だが、主要新興国はリセッションを脱して安定化へ。

リスクは下向き。英国のEU離脱選択、米大統領制は国境を越えた経済統合への不透明感を鮮明にしている。

中国経済については、今年の成長率が6.6%となった後、17年は6.2%に減速するとした7月時点の予想を据え置いた。

米国の成長率見通しは、2016年(7月時点比)2.2→1.6%へ下方修正、2017年2.5→2.2%へ下方修正、

市場センチメントはBOEの利上げ見送りを強める。年内の利上げ確率は50%(7月時点)→20%へ大幅に低下へ。


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