2016/10/27

2016年10月27日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年10月27日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は-55.42(-0.32%)と小幅安。原油価格(WTI)は相変わらず49ドル台前半で推移。

為替相場は、大きな変動も見られず、月末の特殊要因や欧州市場の英GDP+米耐久財受注の変動を気にしながらも、本音としては明日週末金曜日の米GDPがより重要度を増している。

USDJPYは、日経株価と連動しながらも、一瞬値を下げた104.30円をボトムにして、底堅い展開続き、アジア市場早朝+欧州市場序盤で104.70円を目指した値動きとなっている。

最近の値動き見ても、105円台失敗した後の下げも、104円での買い圧力強く試すことはできず、大枠で104.00~90円のレンジで推移している。

今後のこの両サイドが大きなポイントになりそうだが、直近の押し目の少ないUSDJPYの上昇を見れば、上値方向に軍配が上がる可能性がやや高いが、それでも105円の大台は一朝一夕にブレークするとも考えにくい。

主要通貨は、全体的に小動きだが、GBPUSD+AUDUSDの売りが目立っており、特に材料がないことを考えれば、ポジション調整なのか、月末要因なのか、または、英GDPを待っているとも考えられる。

EURUSD+NZDUSDは、上下しながらも朝方スタート地点で推移し、これからの欧米市場の動き待ち。

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黒田日銀総裁(参院財政金融委員会)=直ちに長短金利操作目標を変えることにはならないと思う。超長期の金利が現在よりも多少上昇してもおかしくはなく、直ちに引き下げに動く必要性もない。

岩田日銀副総裁(参院財政金融委員会)=融政策の新たな枠組みでも量の面を重視していることに変わりない。

ドイツ銀行=第3四半期決算は予想外の黒字。純損益は2.56億ユーロ(約290億円)の黒字(予想3.94億ユーロの赤字)。前年同期は60億1000万ユーロの赤字。

バルキンドOPEC事務局長=OPECは8年ぶりの減産によって世界で膨らんでいる原油在庫を縮小することを目指している。ただ、OPECのデータによれば、検討されている減産幅が最大限適用されても、過去最高水準に達している在庫が来年大幅に減少する可能性はほとんどない。供給過剰を解消するには主にロシアなど競合する産油諸国の協力が非常に重要。

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