今週の主な材料(1月18日~22日)
中国経済の低迷から発する、中国株安と中国人民元安への誘導と、逆の人民元買い介入実施に翻弄する金融市場。それに、中東の地政学的リスクもあり、原油価格は底値が見えず、リスク回避の動きに、強弱する通貨が鮮明に表れた一週間の流れが今週も続きそうです。
今週は一週間を通じて、重要な発表が多い週となっています。相場変動の大きな要因となっている中国経済指標(GDP、小売売上高、鉱工業生産)は多く、特にGDPの注目度は高いものがあります。各国中銀の金融政策(カナダ中銀、ECB)、各国CPI(英国、NZ、米国、ユーロ圏、カナダ)など、結果によって株式・為替市場へ変動が高まることも予想されます。
1月18日(月曜)はキング牧師誕生日で米国市場の取引は極端に低下すると思われますが、為替市場は休むことはありません。米議会予算局の財政・経済見通しはどのような内容になるのでしょうか? IMFは世界経済の見通しをどこまで下方修正するのでしょうか? ECB専門家調査公表はどのような結果を発表するのでしょうか? そして、ダボス世界経済フォーラムではどのような発言がとびだすのでしょうか? いずれも楽しみです。
※※※※※※※※※※※※※※※※
1/18(月) NY市場休場(キング牧師生誕記念日)
09:30 JPY 黒田日銀総裁発言
13:30 JPY 鉱工業生産
1/19(火) IMF世界経済見通しを発表 米議会予算局、財政・経済見通しを発表
11:00 CNH GDP・小売売上高・鉱工業生産
16:00 GER 消費者信頼感指数
18:00 EUR 経常収支
18:30 GBP 消費者物価指数
18:30 GBP 生産者物価指数
19:00 GER ZEW景況感調査
19:00 TRY トルコ中銀金融政策発表
1/20(水) ダボス世界経済フォーラム
06:45 NZD 第4四半期消費者物価指数
16:00 GER 生産者物価指数
18:30 GBP 雇用統
22:30 USD 建設許可件数
22:30 USD 消費者物価指数
00:00 CAD カナダ中銀 金融政策発表
1/21(木) ダボス世界経済フォーラム
09:00 AUD 消費者インフレ期待
19:00 EUR 消費者物価指数
21:45 EUR ECB金融政策発表
22:30 EUR ドラギECB総裁記者会見
22:30 USD 新規失業保険申請件数
22:30 USD フィラデルフィア連銀景況感指数
0:00 EUR 消費者信頼感指数・速報値=
1:00 USD EIA石油在庫統計
1/22(金) ダボス世界経済フォーラム ECB専門家調査公表
18:00 EUR 総合PMI・製造業PMI・サービス業PMI・速報値
18:30 GBP 小売売上高=
18:30 GBP 公的部門純借入額
22:30 CAD 小売売上高
22:30 CAD 消費者物価指数
23:45 USD 製造業PMI・速報値
0:00 USD 中古住宅販売件数
0:00 USD 景気先行指数
※※※※※※※※※※※※※※※※