2016/01/29

2016年1月29日(金曜)昨日28日、海外市場の動き(午前5時ごろ)

2016年1月29日(金曜)昨日28日、海外市場の動き(午前5時ごろ)

独CPIは弱く、英GDPの伸びは鈍く、米新規失業保険申請件数は改善するも、米耐久財受注は予想外に弱く中古住宅販売も弱い。

米金利は低下、欧州株は下落するも米株は上昇、原油価格はFT紙の記事やロシアエネルギー相発言に翻弄され、WTIは35ドル手前まで急伸ご、33ドル台へ失速するも上昇傾向を維持。

EURUSDは、1.10が目の前。欧州序盤に1.09台へ上昇、鈍いユーロ圏景況感指数+独CPIにも下げ幅は限定的で、弱い米耐久財受注に高値を更新し、弱い米住宅関連指標に1.0960台まで続伸、その後1.0740台まで失速するも、1.1000の重要な壁を超えられるかを注目。

USDJPYは、118.55~00円のレンジで上下。甘利大臣の辞任、アベノミクスへの不信感が広まる中で、日銀の追加緩和を求める声も続き、ドル安の中で円はクロスで全面安。原油価格の急上昇にも118.50円を割り込めず、119円台を試せず。

GBPUSDは、1.44台へ一時続伸。GDPは強さは感じられず、原油価格の上昇に伴い欧州市場序盤から続伸。弱い米経済指標に1.4400台へ上昇し、原油価格の失速に1.4350台へ低下。

AUDUSDは、GBPUSDと同じく原油価格に連動し、欧州市場序盤に上昇が始まり、弱い米経済指標+原油価格の上昇に一時0.7130近くまで続伸。原油価格の失速に0.7070台へ低下。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

アトランタ連銀GDPNow=第4四半期GDP予測0.7%→1.0%へ上方修正。22日のNAR中古住宅販売が過去最大となったことが理由。

FT紙=IMF・世銀は原油安によるデフォルトに緊急対策→ 原油価格上昇へ。

ノバク・ロシアエネルギー相=OPECと生産調整を協議する用意がある。サウジが最大5%減産を提案→ 一時35ドル近くまで上昇、OPEC加盟国代表者はロシアエネルギー相の発言を否定→ 一時32.80台へ低下。

ドイツ銀行決算=2015年10-12月期(第4四半期)と通期の純損益はいずれも赤字。金融危機後初めての通期赤字決算。

WSJ紙=ECBメンバーはまだ、3月の会合で追加緩和に踏み切るとの意見で一致していない。

フザイア・クウェートOPEC代表=過剰供給と需要の減速を背景に原油価格が今年も低迷し、2020年まで1バレル当たり40〜60ドルで推移。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

18:30    GBP 第4四半期GDP・速報値=前期比0.5%(予想0.5% 前回0.4%)、前年比1.9%(予想1.9% 前回2.1%)→ 予想と変わらず。前期は前回を上回るも前年比は低下へ

19:00    EUR 1月 景況感指数(経済信頼感)=105.0(予想106.4 前回106.8→106.7)、製造業信頼感=-3.2(予想-2.5 前回-2.0)、サービス業信頼感=11.6(予想12.9 前回13.1)→ 予想を下回る

19:00    EUR 1月 消費者信頼感・確報値=-6.3(予想-6.3 前回-6.3%)→ 予想と変わらず

19:00    EUR 1月 業況判断指数=0.29(予想0.41 前回0.41)→ 予想・前回を下回る

20:00    GBP 1月 CBI流通取引調査=16(予想18 前回19)

22:00    GER 1月 消費者物価指数・速報値=-0.8%(前月比予想-0.8% 前回-0.1%)、前年比0.5%(予想0.5% 前回0.3%)、HICP前月比・速報値=-0.9%(予想-1.0%、前回0.0%)、HICP前年比・速報値=0.4%(予想0.4% 前回0.2%)→ ほぼ予想通りながら、HICP前年比は8か月ぶりの伸び率。

22:30    USD 12月 耐久財受注=前月比-5.1%(予想-0.5% 前回0.0→-0.5%)、除輸送機器・前月比-1.2%(予想-0.1% 前回0.0→-0.5%)→ 予想外にマイナス幅が大幅に拡大、直後からドル売りが強まる。米企業は設備投資を大幅に削減し、エネルギー部門に拡大。

22:30    USD 新規失業保険申請件数=27.8万件(予想28.1 前回29.3→29.4万件)→ 予想外に改善へ

0:00    USD 12月 中古住宅販売保留件数=前月比0.1%(予想0.9% 前回-0.9→1.1%)、前年比3.1%(予想4.8% 前回2.7→4.9%)→ 予想を下回る

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※