2016年1月25日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き
原油価格はサウジ国営のサウジアラムコが投資継続を表明したことで低下。欧州株は弱く米株先物も弱く現物株はマイナスからスタートし、米金利も低下。
JPY高+EUR高、そして、AUD安+CAD安とリスク回避の動きへ。しかし、NZDは高値圏で推移し、GBPは上下しながらもスタート水準に戻している
新たな要因は見当たらないが、独IFOは一年ぶりの低水準ながら、新興国通貨のヘッジのEUR買いに底堅く推移。NZは20日の弱いCPIを受け、28日のNZ中銀金融政策で利下げは期待されないが、今後も緩和見通しの可能性を意識しているが、動きは逆で底堅く推移。
USDJPYは、原油価格+株価との連動性が相変わらず高く、欧州市場に入り一時118.20近くまで下落するも続かず、118.30~60円のレンジ相場がしばらく続きそう。
EURUSDは、リスク回避パターンとEURGBPの買いに1.0840台へ上昇。短期的な上昇にも1.0850を超えられず強さも今一。テクニカルでは中期的な売りの流れは前回の高値となる1.1000台をクリアに超えてくるまでは、確認持てず。
AUDUSDは、短期的な売り圧力の中で、下値は0.6970がポイントをブレークできるか注目。大きな動きは期待できないが目先は底堅く0.7000~50がポイントでこの水準を上抜けすることができるか?
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独連銀月報=原油安は消費を刺激し経済成長を押し上げる。投資を促進すればユーロ圏の景気見通しが上向くが、緩和的な金融政策では長期的な投資環境を改善するには不十分。