2016/01/19

2016年1月19日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年1月19日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

リスク選好パターン全開!

心配された中国のGDPは前年比6.8%と弱いながらも、市場は中国リスクを気にするようなサプライズもなく、リスク資産ショートポジションの巻き戻しが強まっている。

WTI29ドル台後半へ上昇するなど、原油価格の上昇もリスク資産の買いを後押し、心配された日経平均株価は激しく上下しながらも結局は上昇し終了、上海総合は徐々に値を上げ3,000台へと上昇。欧州株も上昇して始まる。

為替相場は、リスク選好の動きに、AUD+NZD+GBPは上昇、逆に、JPY+EURは下落し、クロスでもJPY安が目立ち、USDJPYは118円台を試す動きへ。

イラン制裁解除を受けた原油価格はWTI30ドルの大台を維持できるのか? 米株はアジア・欧州市場と同じく上昇を続けることができるのか? 注目したい。

目先は、英CPIが大きなポイントで、上昇しているGBPUSDやGBPJPYの流れを続けることができるのか? 

独ZEW景況感指数、米企業の決算や、米議会予算局の財政・経済見通し、IMFの世界経済見通しも大きなインパクトになる可能性を秘めている。


USDJPYは、安全資産ヘッジの巻き戻しに円全面安。118円を狙う位置にあり、117円、117.50円の過去の推移と同じく、各水準でリスク回避の流れ継続を狙った戻り売りが続いており、118.00は一つの節目。118.50円を超えてくるとサプライズが待ち受けている可能性が高いが、そのハードルは高い。

EURUSDも、リスク選好の流れに1.0860台へ低下、EURGBP+EURAUDの売りも激しく、クロスでもEUR安の流れになっている。水準としては1.08~1.0950のレンジの下限を維持しており、引き続きサプライズはない。

GBPUSDは、1.4310台まで上昇。EURGBPの買いも強く、ポジション調整の動きにGBP買いが続いている。英CPIが一つの契機となり動きが変化するのか、加速するのか注意が必要。

AUDUSDは、0.6920台まで上昇。ただし、欧州市場に入り、0.6920台の上値は重くなっていのが気になる。

XXXXXXXXXXXXXXXXXXX