2016/01/12

2016年1月12日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年1月12日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は大幅上昇し米株先物も上昇、WTIは31ドル台まで値を戻し、人民銀行の通貨防衛に人民元高へと動き、新興国通貨も落ち着きを取り戻す。

独DAXは2.4%、EUROSTOXX50は2.0%近く上昇、米DJIA・Futuresも1%弱上昇、WTIは31.60台へと上昇し、米10年債利回りは2.18%台へ小幅上昇。

結果、JPY+EURの売りが強まり、逆にAUD+CADは上昇へ。予想外に弱い英鉱工業・製造業生産にGBP売りは止まらず、原油価格の持ち直しにCAD買いも止まらず。

USDJPYは、117.20~118.00のレンジで引き続き上下するも、株価に連動した値動きで、NY市場に入っても米現物株の動きに素直に反応すると思われる。118.00~50円は鬼門で、この水準を超えると、円高ムードも一変すると思われ、円クロスの値動きとともに注目ポイント。

EURUSDは、USDJPYと同じような展開で1.0830~1.0900のレンジで上下。1.0900を超えられず欧州株は強く人民元+新興市場国通貨も安定し、1.0830台まで続落。

AUDUSDは、欧州市場序盤の0.6940をボトムに欧米市場で0.7000の大台を超え0.7010台まで続伸し強さが目立つ。

USDCADは、続落。1.4270を高値に原油価格が持ち直し1.4170台まで、約100ポイント下落、カナダドル高が目立つ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

独与党関係者=2015年の独財政黒字は110~120億ユーロと予想の61億ユーロを大幅に上回る見通し。

ビルロワドガロー仏中銀総裁=金利の引き下げには限界があり、非伝統的な政策が必要。

ボニチ・マルタ中銀総裁=原油価格の下落は、消費者の購買力を高めるが、物価の伸びを抑制。ECBは量的緩和政策の効果を常に検証する必要がある。

中国人民銀行=HK市場で人民元買いの介入を実施し、通貨の防衛を強化。そのため、HK短期市場の金利は上昇へ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※