2016/01/07

2016年1月7日(木曜)昨日6日、海外市場の動き

2016年1月7日(木曜)昨日6日、海外市場の動き

FOMC議事録で、利上げペースがより穏やかになる可能性が高まり、直後はEURUSDを中心にドル売りに反応するも、全体ではリスク回避の流れは変わらず。ドル高+円高の流れに大きな変化は見られず。

強い米ADP雇用統計+ISM非製造業景況指数と米経済指標は強弱が混在。弱い不安定な中国経済に北朝鮮の水爆実験も加わり、引き続きリスク回避の動きは続く。米金利は低下、米株も低下、原油価格は続落、EUR高にDXYは下落、CRBは続落、VIXは上昇。

米ガソリン在庫の大幅増も加わりWTIは34ドルを割り込み、米10年債利回りは2.24→2.17%台へ低下し、2年債利回りも1.0%を割り込む。ダウ平均は168,900円台を割り込み続落。

USDJPYは、118.30割れをボトムに下げ止まるも、戻り高値は118.75円と限定期で、FOMC議事録後は再び118.30円台へ値を下げた。118.30~80円のレンジがしばらく続く可能性が高まる。

EURUSDは、強い米ADP雇用統計直後の安値1.0715台をボトムに、FOMC議事録直後には1.0800直前まで値を戻し、ドル売りの流れをリード。全体的にはリスク回避の動きの中でのEUR買いの動きに、クロスではEUR買いが強まる。

GBPUSDは、強い米ADP雇用統計直後の安値1.4600近辺をボトムに、FOMC議事録直後の1.4640台をトップにした、1.4600~50のレンジでの取引が続く。

AUDUSDは、強い米ADP雇用統計後にも、0.7060で一時下げ止まるも、原油安+商品価格の下落に売り圧力は消えず、一時0.7050を割り込む。FOMC議事録直後には若干買い戻しが強まるも、力は強さは感じられず。続落傾向が続く。

USDCADは、強い米ADP雇用統計直後に6日の高値1.4108近辺まで上昇、1.41台を達成するも利食いと弱いISM非製造業景況指数に一時1.4050を割り込む。しかし、弱い原油価格に1.41を再トライへと動くが、1.4100の大台は定着できず。