2016/01/27

FOMCの期待は弱い!

FOMCの期待は弱い!
 
今日(明日未明)のFOMCで追加利下げを期待する声は全く見られず、3月のFOMCでも利上げなしの予想にほぼ固まりつつある。

ダドリーNY連銀総裁は、政策金利に関するFRBの判断は、今後の経済指標が見通しに与える影響次第といい、他のFRB当局者も意見は一致していると言う。

今回のFOMCから、ジョージ・カンザスチティー連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁が登場するも、現状では追加利下げは期待できないことに変わりない。

それでは、FOMCは何に反応すればいいのだろうか?
『米経済のファンダメンタルズは堅固で雇用情勢も改善傾向が続き、インフレ見通しも時間をかけながらFRBのターゲットの2.0%を目指して進んで行く』。

『中国経済のスローダウン・人民元安、イラン・サウジ問題、原油安やドル高による新興国経済への悪景況、などの外圧による不透明感に金利据え置きを決定した』。

『今後の経済指標と経済見通しが市場に与える影響を確認しながら、必要ならが利上げを行う』、なんて、言うこと以外、何ができるのでしょうか?

その結果の反応ですが、イエレンFRB議長の記者会見もなく、だれも期待されず、予想外のサプライズがなければ、市場の反応は冷ややかである可能性が高い。

結果、最近のレンジとなる、USDJPYは117.50~119.00。EURUSDも1.0750~1.0970のを抜け出せそうにない。さらに狭く考えると1.0900台の売りや118円割れの買いを考えるのも一案では?