2016/01/26

2016年1月26日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年1月26日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

為替相場の変動は、相変わらず株と原油次第。

欧州株は下落から回復、米株先物は小幅上昇、米金利は横ばい。WTIはサウジ石油相の発言に29ドル台への低下から値を戻し30ドル台を回復。

欧州市場の序盤は株安+原油安の影響にリスク回避の力が強まり、円は全面高。ドル高+ユーロ高と、カナダドル+豪ドル+NZドル+ポンドなど、原油やリスク敏感通貨売りの流れが続いた。

しかし、原油価格が上昇へと転じ、欧州株も反発すると、逆の、円+ドル+ユーロ売りへ、カナダドル+豪ドル+NZドル+ポンドの買い戻しが加速。

GBPUSDは、リスク敏感通貨と流れを同じくし、11.4170台へと続落からスタート。カーニーBOE総裁のハト派発言は、すでに織り込み済みでポンド売りのながれは続かず。逆に欧州株が値を戻し、原油価格も反発に転じると、1.4260台を回復。

USDJPYは、原油価格と株価に連動。欧州市場の序盤は株安+原油安に117.60台まで続落するも、原油価格の上昇と欧州株の買戻しに113.50台まで続伸、上下の変動は止まらず。

AUDUSDは、原油価格と株価に連動。欧州市場の序盤は株安+原油安に0.6920まで続落するも、原油価格の上昇と欧州株の買い戻しに、ダウントレンドの上限を上抜け0.7000の大台まで続伸。

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サウジ石油相=サウジ・ロシアは減産によりフレキシブルと発言、原油価格は上昇へ。

カーニーBOE総裁=国民投票の結果は金融安定に影響をもたらす可能性がある。金融システムを国民投票の結果に確実に耐えられるように強化することがわれわれの責務。

カーニーBOE総裁=利上げの条件はまだ整っていない、そのことを正しく認識。

英国デリバティブ市場=BOEが年後半に利下げを行う可能性をやや織り込む水準。

李克強中国首相=2016年の世界の経済環境は昨年より悪化し、同国にいっそう大きな影響をもたらす。

独2年債利回りは過去最低を更新。

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