2016/01/06

今日のFXストラテジーの考え方(00:00 米ISM非製造業景況指数(取引通貨ペア USDJPY)


中国株は政府の意向もあり底堅い値動き続けていますが、前回を下回る中国財新総合・サービス業PMI、北朝鮮の核実験を思わせる地震、人民元安と不安定な流れは変わっていません。

WTIは上昇力の乏しい展開が続き、商品価格も弱く、中国との関連性の高い通貨や資源国通貨にとってはマイナスの材料が続いています。

結果、AUD+NZD+CADの売りは続き、ヘッジ通貨としてのJPY+EURは買いが強く、クロスでもJPYとEURの上昇が続いています。

明日未明の午前4時には、12月16日に歴史的な利上げを決定した、FOMC議事録が発表され、市場参加者にとって関心の的となっており、追加利上げの可能性とその時期を巡り相場変動が高まることでしょう!

さて、今日のFXストラテジーのターゲットとしていますUSDJPYを考えてみましょう。USDJPY単体での下落というより、昨日同様にクロスでの円買いが結果的にUSDJPYの売りを誘発し、118.80円を割り込み、4日の安値118.70円も割り込み、118.50円のポイントを割り込み118.40円まで続落し、チャートでは円高傾向が続いています。

ただ、118.50円以下では引き続きドル買い需要も旺盛で、現状では何とか下げ止まってる状況です。

午前零時に発表される米ISM非製造業P景況指数は、それほど大きな変動を過去においては伴っていませんが、USDJPYで円高が進み、119円の大口オプションカットと合わせ、ある程度の変動も期待で、テクニカルポイントを見ながら、売買のポイントを考えたいと思います。

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ISM非製造業景況指数の予想数字は、56.0と前回55.9とほぼ同水準が見込まれています。

過去34回のデータでは、予想と実際との差は、最大4.1%、平均1.4%となっています。

過去24回のデータでは、USDJPYで発表直後15分間の変動をみると、最大42pips、平均18pips、直近5回でも平均19pipsと大きな変動は期待できませんが、オプション絡みの変動により動きが強まる可能性も残っています。