2016/01/21

2016年1月21日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年1月21日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は上昇、NYダウは小幅上昇でスタート、米金利の低下傾向は止まらず。WTIは28ドルと上下変動しながら前日の終値を回復できず。

ECB理事会は予想通り政策金利の据え置きを決定、ドラギECB総裁の記者会見で上下変動。『2016年のインフレ見通しは著しく低下』、『金利は現行水準かこれより低い水準で当面推移する』と発言、結局は大幅なユーロ安へ。

米新規失業保険申請件数は、29.3万件(予想27.8万件 前回28.4→28.3万件)→ 予想・前回より悪化。

米フィラデルフィア連銀景況感指数は、業況感指数=-3.5(予想-5.0% 前回-5.9→-10.2%)

USDJPYは、116.50~117.45円のレンジを抜けきれず、米現物株の動き待ち。

EURUSDは、1.0900近辺で小動きとなっていたが、ドラギECB総裁の追加緩和の可能性を含めたハト派発言に、1.0720台へ急落。動きが鈍い為替相場の中で、GBPと共に人負け組通貨。

GBPUSDは、売りの流れ止まらず。直近の安値1.4130を割り込んでからは売り圧力が止まらず、一時1.4080台まで続落。1.4000の大台が迫りつつある。

AUDUSDは、弱いアジア株の流れに0.6870台まで続落。欧州市場は株高の流れに0.6920台まで値を戻す。


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中国国家外為管理局(SAFE)=2015年第4四半期の資本流出は1,644億ドルの売り越し(前四半期1,961億ドルの売り越し)と、前期比-61%と大幅に減少。資本流出による国内経済への影響も管理可能。

中国証券監督管理委員会(CSRC、証監会)副委員長(ダボス会議)=経済のファンダメンタルズに基づき、人民元を切り下げる根拠はない。SDRへの人民元採用に伴う改革に関する約束を果たす。

中国証券監督管理委員会(CSRC、証監会)副委員長(ダボス会議)=財務面などから経済を支援するための手段がある。

ドラギECB総裁記者会見=2016年のインフレ見通しは著しく低下。金利は現行水準かこれより低い水準で当面推移する。ECBは3月に政策姿勢を再検討する可能性。

ドラギECB総裁記者会見=12月のインフレは原油価格の急落が影響。成長リスクは引き続き下向き。世界の不透明性、地政学的リスクが成長のリスクに。