2016/01/06

2016年1月6日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年1月6日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

予想を上回る強い米ADP雇用統計に、EURUSD+GBPUSDは瞬間的に、最安値を更新したが、FOMCを前にして流石に更なるドル買い+円買いも弱まる。水準的には大きな変化に至らず、円クロスでも円買いは続かず。

WTIはついに35ドルを割り込み続落、欧州株も弱く、米株先物は続落し、米金利も弱い。

イランとサウジが対立する中東情勢の悪化、北朝鮮の水爆実験による緊張の高まり、中国人民元・株式の不安定な動き、難民への不信感が強まる独ケルンの事件等々・・・・。

そんな中で、FOMC議事録が明日未明に発表される。FOMCが歴史的な利上げを決定した12月16日の議事録だけに、追加利上げの有無や、その時期を議事録から読み取ることができそうである。

その結果に相場が動くことは避けられそうになく、素直に反応すると思われ、今年度の利上げが、先のFOMCメンバーによる金利見通し通り0.25%×4回の利上げとなるのか? 注目したい。

USDJPYは、アジア市場からリスク回避の動きにクロスで円買いが加速し、USDJPYも118.80~90を割り込み、118.70円の4日の安値を割り込み、118.20台まで続落。クロスの円買いも弱まり、強い米ADP雇用統計後からは、USDJPYでもドル買いが強まり118.70円近くまで値を戻す。

EURUSDは、昨日の安値1.0710台を割り込めず、欧州市場の序盤に一時1.0720近くまで値を下げるも続かず。予想外に強い米ADP雇用統計に、発表直後の瞬間1.0715まで値を下げるも、1.0750まで直ぐに値を戻し、FOMC待ちの動きが強まる。

AUDUSDは、続落するも欧州市場に入ってからは0.7060近辺をボトムに下げ止まり、予想外に強い米ADP雇用統計に直後は値を下げるも続かず、狭いレンジでAUD安値圏で推移。

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