2016/01/30

2016年1月30日(土曜)昨日29日、海外市場の動き

2016年1月30日(土曜)昨日29日、海外市場の動き

日銀のサプライズが主役。量的・質的に加えマイナス金利を採用=さらなる利下げ覚悟の意気込み。その覚悟がアジア・欧州・米国市場へ伝播。利下げ合戦期待にドル買いが続く。

気になるのは、前日に続く弱い米経済指標。シカゴPMIは強く出たが、第4四半期GDP+ミシガン大学消費者信頼感指数も弱い。

独DAX1.64%・英FTSE2.56%上昇、米株(ダウ平均)は2.47%上昇、米金利(10年債利回り)は1.98%→1.92%へ低下、CRBは0.93%上昇、VIXは逆に9.9%低下。

原油価格(WTI)は33.65(+0.49ドル)と小幅上昇するも、ロシア当局者はOPECと非OPECの会合は確認されずとの発言もあり一時下落へ。

USDJPYは、アジア市場の乱高下から欧米市場は安定した円安相場へ。午前零時のオプションカットでは念願の121.50円台を達成。ロンドンフィキシングから売りへと変化するも、121円台を維持。しかし、クロスで円売り傾向も続かず、円売り続投も121.50円が暫く上値のターゲットになりそうは雰囲気。

EURUSDは、1.1000の大台達成できず、逆に1.0800台へ一時低下。ユーロ圏コア前年比がやや強かったが、仏GDPは弱く独小売はサプライズの弱さ。ドル円でのドル買いがリードするEUR売り傾向は続く。特に、日銀がマイナス金利を採用したことで、次はECB(3月理事会)のムードもEUR売りを後押し。

AUDUSDは、日銀のサプライズ利下げによる株高+金利低下による新興国通貨高、商品価格の上昇の影響によるAUD買いに、アジア市場の高値0.7150直前がピークで買いは続かず。欧州市場では0.7070で下げ止まり、原油価格の上昇に0.7110近くまで上昇するも、ロシア発言で原油価格が急落すると0.7060台へ下落。週末金曜日、原油価格の回復にもAUD買いは見られず。

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ロシアのエネルギー相=OPECと非加盟国間で確認される会合ない。

カプラン・ダラス連銀総裁=FOMC声明のメッセージは世界経済の判断には時間が必要とうこと。

中国(ロイター)=中国の指導者らは、今年の成長率目標を6.5~7.0%に設定するとみられる。

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FRN 第4四半期GDP・速報値=前期比0.2%(予想0.20% 前回0.30%)、前年比-0.2%(予想0.5% 前回1.1→2.4%)→ 前年比は前回が情報修正されるも予想を下回る

GER 12月 小売売上高=前月比-0.2%(予想0.5% 前回0.2→0.4%)、前年比1.5%(予想2.0% 前回2.3→2.4%)→ 前月比は予想外のマイナスへ

CHF 1月 KOF先行指数=100.3(予想96.0 前回96.6→96.8)
EUR 1月 消費者物価指数(HICP)・速報値=前年比0.4%(予想0.4% 前回0.2%)、コア前年比1.0%(予想0.9% 前回0.9%)→ コア前年比は予想と前回を上回る

USD 第4四半期GDP・速報値=前期比年率0.7%(予想0.8% 前回2.0%)、個人消費=前期比2.2%(予想1.8% 前回3.0%)、GDPデフレ―ター前期比年率0.8%(予想0.7% 前回1.3%)、コアCPEデフレーター前期比年率1.2%(予想1.2% 前回1.4%)→ 前年比は予想を下回るも、個人消費は予想外に強くドル買いの流れが続く

USD 第3四半期雇用コスト指数=前期比0.6%(予想0.6% 前回0.6%)、

CAD 11月 月次GDP=0.3%(予想0.3% 前回0.0%)、前年比0.2%(予想0.2% 前回-0.2%)→ 予想と変わらず

USD 1月 シカゴ購買部協会景気指数=55.6(予想45.9 前回42.9)

USD 1月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=92.0(予想93.5 前回93.3)→ 予想と前回を下回る

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