2016/01/14

2016年1月14日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年1月14日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

世界経済の低迷が米国に及ぼすリスクを懸念したのか、米株安の影響も受け、日経平均株価は一時17,000を割り込む激しい売りが続いた。終盤ぎりぎりにかけ17,240円近くまで値を戻すも、前日の上昇幅を一日で打ち消してしまう売りに市場参加者の驚きは続く。

一方、為替相場は、株安=円高の方程式とはならず、円相場はクロスでも円は全面安で、逆に軟化すし、今までのパターンにはなかったUSDJPYの底堅さが感じられた。

米金利は上昇、原油価格も逆に上昇、昨日NY市場の動きの逆方向へと動きている。

USDJPYは、117.30円をボトムに118.20円近くまで上昇、円クロスで全面安。日経平均株価の急落にも関わらず円安へと動き、116円、117円のボトム感も感じられる推移となっている。ただ、118.50円の壁は引き続き大きく、昨日もこの水準を一度も試す異なる下落した経緯もあり、118円台定着、118.50円超えを確認するまでは、ボトムを確信できず。

EURUSDは、底堅い展開ながら1.0900台トライ失敗。欧州株も弱く、欧州勢の売りに1.0850台まで値を下げるも、引き続き1.0800~1.0900のレンジで変わらず。

AUDUSDは、朝方の良好は豪雇用統計にも、日本株安を懸念し0.6950近辺の上値は重く、逆に0.6920をボトムに下げ止まり、0.6920~50のレンジが続いていた。欧州市場に入り一時0.6970まで上昇するも強さは感じられず。