2016/01/21

2016年1月21日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年1月21日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日本株+中国株は上昇から一変し、大幅下落。日経平均株価は-398.93円で終了するも、先物は一時15800円近くまで下落し、欧州株の冷静な動きに反発。

為替市場も、特に円相場は、めまぐるしい上下変動に市場参加者の悲鳴が感じられるが、しばらくはこのような変動は止みそうにない。WSJ紙の記事にあるように、日銀は追加緩和をするのだろうか? または、柴山昌彦首相補佐官が言うように、追加緩和は時期尚早なのであろうか? 
WTIは28ドル台で安定するも上値は重い。

上下変動が激しすぎる株価に対して、USDJPY相場は、連動型の流れは続くも、116.50~117.50円のレンジで予想外に安定するも上値は重い。116.00円の壁が大きなポイントなり、今後の円相場の行方を見極める重要なポイントとなっている。

最近の傾向として、短期間に上下変動が激しく、短期取引では収益機会が豊富になっている反面、いままでと同じストップロスの水準を継続すると、一時的な変化に損をする可能性が高くなっている。

USDJPYは116円は岩盤ながら、118.50円を超えるまでは大きな円高の流れに変化はなく、117.50~118.50円のゾーンをどのようにして買い上げることができるのか? または、売り上がることができるのか?

そのカギを握っているのは、もちろん株と原油ながら、直接的には円クロスで、この流れが変化するか、動向を見極める必要がある。

EURUSDは、引き続き1.0850~1.1000のレンジで、この水準を抜け出すまではレンジを決め込む以外なさそうである。市場センチメントはややEURブルになっているが、今日のECB理事会とドラギECB総裁の記者会見を見極めるまでは、方向性わからず。QEを続ける通貨安を信じているが、QEの実行金額は予想外に少ないのも気になる。

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WSJ紙=安倍首相の側近は、世界的な市場混乱がアベノミクスの支障となる恐れがあり、日本銀行は来週の決定会合で追加緩和すべきとの報道を掲載。

柴山昌彦首相補佐官=日本銀行による追加緩和について、まだその判断をするには早い。投機的なスペキュレーションによる下落という可能性もあるから、そこはもう少し見極めが許される。

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