2016/01/13

2016年1月13日(水曜)アジア・欧州市場の動き

2016年1月13日(水曜)アジア・欧州市場の動き

日本の株大幅上昇、中国の貿易収支を好感、年明けの動きはようやく変化し円安へ。

中国の貿易収支の輸出額・輸入額は予想外にマイナス幅が縮小、直後は人民元高へと動くも続かず。日経平均株価は2.88%と大幅上昇、新興市場国通貨も強く、WTIは一時31ドルを回復。

年初から続いた、中国人民元切り下げや中国株大幅下落に世界的な株安へと変化した一週間。、新興国通貨安、商品・原油安、円高+ドル高、豪ドル安+CADドル安の流れは、昨日からようやく変化し、今日のアジア市場ででは円安へと動いた。

貿易収支=600.9億ドル(予想513億ドル 前回541億ドル)、輸出高=前年比-1.4%(予想-8.0% 前回-6.8%)、輸入高=前年比-7.6%(予想-11.0% 前回-8.7%)→ 予想外に輸出入額の減少幅は縮小し、AUD買いが強まる。


USDJPYは、株高+新興国市場高に、円売りが強まり118円台での取引が安定し継続、116円台でボトムアウト期待感が膨らむ。今後は、118.50円を上回りと円高の流れの本格的な変化が期待できるが、現段階でそれを決定するのはまだ時期尚早と戒めながらも、欧州株高に上値を試す動きは続きそうである。

EURUSDは、最近のレンジ1.0820~1.0900の下限を割り込み、1.0800を再びトライできるのか? リスク回避の動きは弱く、ビルロワドガロー仏中銀総裁の「ユーロ安は必要とされている」との発言もあり、現状ではその可能性が高くなっている。

GBPUSDは、上昇を継続できず。1.4470台で上値は抑えられているが、1.4400~1.4480のレンジを継続する可能性が高い。

AUDUSDは、上昇傾向止まらず。0.7000が壁となり底堅くなっている。一朝一夕にはいかないが、徐々に底堅くなっており、欧州株も強く、上値を試す可能性が高くなっている。


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ビルロワドガロー仏中銀総裁=2016年は2008年の危機を繰り返さない。ユーロ安は必要とされているから。


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