2016/01/22

2016年1月22日(金曜)昨日21日、海外市場の動き(午前5時頃)

2016年1月22日(金曜)昨日21日、海外市場の動き(午前5時頃)

原油・商品価格上昇に流れは急変、株高も加わり、リスク選好の流れにドルと円は全面安。USDJPYは117.80円近くへ一時上昇。AUD+NZD+CADは急進、EURは売りから値を戻し、GBPも欧州市場の売りから逆に上昇へと変化。

原油価格は一時30ドル台までと大幅上昇、NYダウは一時16,000円台を回復、米10年債利回りも2%台を回復し上昇、CRBは156.318→159.14近くへ上昇(一時160.47まで上昇)、VIXは27.59→26.60近くへ低下(一時25.01へ低下)。

EURUSDは、ドラギ中銀総裁は3月に金融政策のスタンス再検討する可能性と、追加緩和の可能性を示唆。1.0920→1.0780台へ急落。欧米市場で徐々に値を戻すも、午前3時30分ごろか1.09台へと急進するも、1.0920の高値は更新できず、クロスではEUR売りは変わらず。直後はEURは急落し、ユーロ圏消費者信頼感は予想外に弱かったが、終わってみれば元の水準に逆戻り。

USDJPYは、欧州市場の116.50台をボトムに、株高+原油・商品価格が上昇、リスク選好に117.50円台を超え、円はクロスで全面安の中、一時117.80円近くまで上昇。116.00~118.50円のレンジを維持するが、日銀への追加緩和期待も再燃し、底値を切り上げ底堅く上値を試す動きが続く。

GBPUSDは、欧米市場の安値1.4080台から、原油価格+商品価格の上昇と株高に1.4200を超え1.4220台まで続伸。

AUDUSDは、欧州市場序盤の安値0.6880近くから0.7010台へ続伸。原油価格+商品価格の上昇と株高に、大幅に上昇し底打ち感が強まる。0.7000の大台を維持することができるか注目。

USDCADは、欧州市場序盤の高値1.4470台を高値に、1.4220台まで急落。原油価格+商品価格の上昇と株高に、大幅続落し、原油価格次第ではあるが、流れの反転期待が強まる。

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イエレンFRB議長=2月11日に上院銀行委員会で金融政策や経済に関する議会証言を行う。

ルー米財務長官(ダボス会議)=中国経済をめぐる懸念はあるが、昨年末と比べて大幅に変わった様子はない。真の問題は、中国が必要な政策をしっかりとやり続けるのか、そして世界に理解してもらえるやり方で政策を進めているのかが不安視されていることだ。

ルー米財務長官(ダボス会議)=公表した改革プログラムをやり通すなら、軟着陸し持続可能な成長率で安定することは可能だが、しなければより大きな問題に直面。