2016/01/27

2016年1月27日(水曜)欧州・米国序盤の動き

2016年1月27日(水曜)欧州・米国序盤の動き

FOMCを前にして、利上げ期待は全く見られず、年初来続く市場の混乱にハト派発言を期待。日銀の追加緩和と合わせ、FRBのハト派発言を期待した動きへ。

USD+JPYは弱く、李克強中国首相は中国経済は「下振れ圧力に直面」と発言するも、リスク回避の流れとはならず。

米金利は上昇、欧州株は弱く、米株先物も弱い。WTIは、ロシア関係者から、生産調整は具体化していないと発言、30ドル台でやや弱含む。

EURUSDは、市場の流れをリードし上昇へ。直接的な材料は不明ながら、1.0880を超えてくると買いの流れが加速し1.0910台まで一時上昇。

AUDUSD+NZDUSDは、EURUSDに連動した値動きに買いの流れが強まる。AUDUSDは0.7050を超え買いが加速。NZDUSDは0.6475をボトムに0.6510超えで買いが加速するも、共にFOMCを前にして動きも限定的。

GBPUSDは、下落から値を戻し、上下へ変動を続けるも、EURGBPの買いに上値は重い。

USDCADは、原油価格の動きに上下変動するも方向感見られず。原油安に一時1.4040台まで値を下げるも、原油価格の持ち直しに1.4100台を回復するも、CADの強さは感じられず。

USDJPYは、118円を維持し、118.05~50のレンジながら、日銀の追加緩和を期待する声も復活し、118.50円の壁をトライ中。

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クーレECB専務理事=ユーロ圏各国の政府は、財政政策、および経済政策を融合させる必要がある。

中国政府(国有メディア)=国民は銀行に対して、不良債権への対応を進めることや、赤字企業への貸し出しを抑制することを要請。

李克強中国首相=国内経済は依然として下振れ圧力に直面しているとし、この圧力はすぐにはなくならない。

ドイツ政府=新興国市場の景気減速で輸出が鈍化、2016年のGDP1.8→1.7%へ下方修正。CPIは1.1→0.9%へ下方修正。

日銀への追加緩和第3弾の期待が強まる。

ロシア関係者=生産調整は具体化していない。

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