2016/01/21

2016年1月21日(木曜)昨日20日、海外市場の動きW(午前5時頃)

2016年1月21日(木曜)昨日20日、海外市場の動きW(午前5時頃)

金融市場は激しいリスク回避の動きにも、最安値から値を戻し変化。ただし、流れは原油安+株安+金利低下で変わらず。

為替市場は、リスク回避一色から、一時のトリプル安も弱まり、終盤にかけてはJPY+EUR売りへ、逆にAUD+NZDは上昇。CADは原油安にも、政策金利据え置き+米経済の恩恵期待に上昇しUSDCADは下落。

WTIは原油増予測+イラン増増産懸念に一時26.19ドルまで下落するも、終盤にかけやや値を戻す。ダウ平均は一時550ドル超下落するも、終盤にかけては値を戻し-247近くで推移。

米10年債利回りも下げ幅を縮小し、2.055→1.99%近く、2年債も0.87→0.82%近くで推移。CRBは159.48→156.32へ低下、VIXは26.05→28.39へ上昇しリスク回避の動きが強まるも、午前1時以降は急速に回復。

USDJPYは、株+原油価格に上下変動するも、重要なポイントとなる116円を維持し117円上昇。引き続き116円が重要なポイントで、この水準を維持できるか否かで、今後のブル・ベア相場が分かれと思われる。

EURUSDは、リスク回避の流れも1.100を達成できず、なぜか上値は重い。イタリアの不良債権問題やポルトガルの銀行部門をめぐる懸念が広まり債券売りへ、欧州株も弱くEURクロスの売りも続き1.0880まで続落。

GBPUSDは、1.4130近くをボトムに1.4210台を一時回復。結局は1.42台を維持できず、1.4150~10のレンジへ。

AUDUSDは、欧州市場で0.6830まで続落するも、下落開始の水準となる、0.6920台を回復し元の水準へ逆戻り。この水準で再下落するのか、上昇するか分岐点にある。

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イエレンFRB議長=2月10日に下院金融委員会で、半期に一度の金融政策報告の証言へ。

アトランタ連銀GDPNow=第4四半期GDPは、CPIや住宅着工を受け、0.6%→0.7%へ上昇修正。

ラジャン・インド中銀総裁(ダボス会議)=金融緩和の解除観測が現在の市場動向の背景にあり、適切な資産価格を模索する動きが出ている。

ウェーバー前独連銀総裁=FRBとECBの金融政策の方向性の違いが、国際金融市場のボラティリティーの一因。デカップリングはこれまで見られなく、長くは続かないと見ている。

イタリアの不良債権問題やポルトガルの銀行部門をめぐる懸念が広まり、ユーロ圏の高債務を抱える南欧の国債利回りが上昇。

カナダ中銀=政策金利0.5%の据え置きを決定、第4四半期の景気は失速するも、通貨安や過去の利下げ、財政政策に加えて、強さを増す米国需要という追い風が見込まれ、状況を見極めることとした。


カナダ中銀=インフレ率は全般的に予想通り推移し、総合インフレは2017年初頭までに2%程度に伸びると予想。インフレリスクは概ね均衡。

メルケル独首相の支持率が一段と低下=難民危機への対応や犯罪、安全保障をめぐる懸念に世論調査の支持率は48→44%。