2016/01/30

今週の主な材料(2月1日~5日)


今週の主な材料(2月1日~5日)

先週は弱さが目立った米経済指標の流れを吹き飛ばす、日銀のマイナス金利の導入の激震に円相場は急変、乱高下の末に円安傾向が続いています。

3月のFOMCでも追加利上げの可能性は薄らぐ中で、日銀の量的・質的・マイナス金利という金融緩和策の実施に、円安が加速し、主要国では株高+金利低下へと変化しました。

今週予定されています、豪中銀(2日)は政策金利2.0%の据え置きがメインシナリオですが、一部で利下げ観測も残り、NZ中銀と同じく将来の追加緩和とAUD安誘導のリスクも考える必要があります。

BOEの金融政策(4日)は政策金利0.5%と資産買い入れ枠3,750億ポンドの据え置きが予想されていますが、従来通り8対1で決定できるのでしょうか? この数字の変化でGBP相場の変動が高まることでしょう。

また、今週はドラギECB総裁(1日)、ウィーラーNY中銀総裁(3日)、黒田日銀総裁(3日)、ドラギECB総裁(4日)など、中銀総裁の発言も多く予定されており、相場変動の材料になることもあります。

今週の相場を占うキーワードは、相変わらず原油価格の動向と株価に変わりありません。また、今週の最重要イベントは5日の米雇用統計で、失業率5.0%で据え置き予想なのですが、非農業部門雇用者の予想は19万人と前回の29.2万人から大幅な減少が見込まれており、平均時給が弱いと、相場変動が大きくなる可能性があります。

中国経済に関連する経済指標も重要で、製造業・非製造業PMI(1日)、財新製造業PMI(1日)、財新サービス業PMI(3日)は、やや重要度は落ちますが、中国株への影響もあり動きが気になります。

それ以外では、NZ雇用統計(3日)、カナダ雇用統計(5日)、米貿易収支(5日)や、その他の米経済指標も多く目が離せません。

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2/1(月)       
10:00    CNH 製造業PMI・非製造業PMI
10:45    CHN 財新製造業PMI
18:00    EUR 製造業PMI
18:30    GBP 製造業PMI
22:30    USD  個人所得・個人消費支出
23:45    USD 製造業PMI
00:00    USD  ISM製造業景況指数
00:00    USD 建設支出
01:00    EUR ドラギECB総裁スピーチ

2/2(火)      
12:30    AUD 豪中銀金融政発表
17:55    GER 雇用統計
18:30    GBP 建設業PMI
19:00    EUR 失業率

2/3(水)        
06:45    NZD 第4四半期雇用統計
09:00    NZD ウィーラーNY中銀総裁講演
09:30    AUD 貿易収支
10:45    CNH 財新サービス業PMI
11:30    JPY 黒田日銀総裁発言
18:00    EUR 総合PMI・サービス業PMI
18:30    GBP 総合PMI
19:00    EUR 小売売上高
22:15    USD ADP雇用統計
23:45    USD 総合PMI・サービス業PMI
00:00    USD ISM非製造業PMI=予想55.1 前回55.3

2/4(木)       
18:00    EUR ECB経済報告
17:00    EUR ドラギECB総裁発言
21:00    GBP BOE金融政策・議事録発表・BOE四半期インフレ報告発表
22:30    USD 非農業部門労働生産性・単位労働コスト
22:30    USD 新規失業保険申請件数
00:00    USD 製造業受注指数
00:00    USD 1耐久財受注

2/5(金)      
09:30    AUD 小売売上高
09:30    AUD 豪中銀第4四半期金融政策報告
16:00    GER 製造業受注
22:30    CAD 雇用統計
22:30    USD 雇用統計
22:30    USD 貿易収支
22:30    CAD 1貿易収支
00:00    CAD Ivey購買部教官指数

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