先週は弱さが目立った米経済指標の流れを吹き飛ばす、日銀のマイナス金利の導入の激震に円相場は急変、乱高下の末に円安傾向が続いています。
3月のFOMCでも追加利上げの可能性は薄らぐ中で、日銀の量的・質的・マイナス金利という金融緩和策の実施に、円安が加速し、主要国では株高+金利低下へと変化しました。
今週予定されています、豪中銀(2日)は政策金利2.0%の据え置きがメインシナリオですが、一部で利下げ観測も残り、NZ中銀と同じく将来の追加緩和とAUD安誘導のリスクも考える必要があります。
BOEの金融政策(4日)は政策金利0.5%と資産買い入れ枠3,750億ポンドの据え置きが予想されていますが、従来通り8対1で決定できるのでしょうか? この数字の変化でGBP相場の変動が高まることでしょう。
また、今週はドラギECB総裁(1日)、ウィーラーNY中銀総裁(3日)、黒田日銀総裁(3日)、ドラギECB総裁(4日)など、中銀総裁の発言も多く予定されており、相場変動の材料になることもあります。
今週の相場を占うキーワードは、相変わらず原油価格の動向と株価に変わりありません。また、今週の最重要イベントは5日の米雇用統計で、失業率5.0%で据え置き予想なのですが、非農業部門雇用者の予想は19万人と前回の29.2万人から大幅な減少が見込まれており、平均時給が弱いと、相場変動が大きくなる可能性があります。
中国経済に関連する経済指標も重要で、製造業・非製造業PMI(1日)、財新製造業PMI(1日)、財新サービス業PMI(3日)は、やや重要度は落ちますが、中国株への影響もあり動きが気になります。
それ以外では、NZ雇用統計(3日)、カナダ雇用統計(5日)、米貿易収支(5日)や、その他の米経済指標も多く目が離せません。
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2/1(月)
10:00 CNH 製造業PMI・非製造業PMI
10:45 CHN 財新製造業PMI
18:00 EUR 製造業PMI
18:30 GBP 製造業PMI
22:30 USD 個人所得・個人消費支出
23:45 USD 製造業PMI
00:00 USD ISM製造業景況指数
00:00 USD 建設支出
01:00 EUR ドラギECB総裁スピーチ
2/2(火)
12:30 AUD 豪中銀金融政発表
17:55 GER 雇用統計
18:30 GBP 建設業PMI
19:00 EUR 失業率
2/3(水)
06:45 NZD 第4四半期雇用統計
09:00 NZD ウィーラーNY中銀総裁講演
09:30 AUD 貿易収支
10:45 CNH 財新サービス業PMI
11:30 JPY 黒田日銀総裁発言
18:00 EUR 総合PMI・サービス業PMI
18:30 GBP 総合PMI
19:00 EUR 小売売上高
22:15 USD ADP雇用統計
23:45 USD 総合PMI・サービス業PMI
00:00 USD ISM非製造業PMI=予想55.1 前回55.3
2/4(木)
18:00 EUR ECB経済報告
17:00 EUR ドラギECB総裁発言
21:00 GBP BOE金融政策・議事録発表・BOE四半期インフレ報告発表
22:30 USD 非農業部門労働生産性・単位労働コスト
22:30 USD 新規失業保険申請件数
00:00 USD 製造業受注指数
00:00 USD 1耐久財受注
2/5(金)
09:30 AUD 小売売上高
09:30 AUD 豪中銀第4四半期金融政策報告
16:00 GER 製造業受注
22:30 CAD 雇用統計
22:30 USD 雇用統計
22:30 USD 貿易収支
22:30 CAD 1貿易収支
00:00 CAD Ivey購買部教官指数
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