2016/01/08

2016年1月8日(金曜)昨日7日、海外市場の動き

2016年1月8日(金曜)昨日7日、海外市場の動き

米国市場はEUR全面高。良好な欧州経済指標+中国株安に米利上げ見通しの変化を意識し、EURUSDは1.0940近辺まで続伸しドル売りをリード。

イエメンのイラク大使館をサウジが空爆する突然の材料にも反応は鈍く、結果ようやくドル売りの流れに変化するも、米株は一時400ドル超下落し世界的な不安要因は変わらず。

原油価格(WTI)は33ドル台へと持ち直し、USDCADも値を下げるも、中国経済への不安感は払しょくできず、AUDは強さが見られず。そして、USDJPYは118.20円台を戻り高値に、株安の流れ変わらず117円台を抜け出せず、円高傾向は止まらず。

WTIは32.10をボトムに一時34.26まで値を戻し、結局は33ドル台前半で推移。欧州株は終盤にかけて値を戻すも弱さは変わらず、ダウ平均は16,500ドルを割り込み弱い。

米金利は低下から一時上昇するも、米10年債利回りは2.15%近辺と低下傾向は続く。DXYはEURUSDの上昇に弱く、98ドル台と前日の99.18から低下。CRBは169.4543→168.50近辺と続落傾向は止まらず。VIXは20.59→25.50近辺を上昇がつづき、リスク回避の動きは強まる。

USDJPYは、円高傾向は変わらず。クロスで円売りに変化し、午前1時に118.20台まで値を戻すも、弱い米株に再び117.40円台まで値を下げ、ドル売りの流れは変わらず。

EURUSDは、強い独製造業受注、強い失業率、強い景況感指数・業況判断指数(除く小売売上高)に、リスク回避の流れに、EUR買いが強まり1.0940まで続伸。クロスでもEUR買いが強まる。

GBPUSDは、欧州市場の安値1.4530台をボトムに、EURUSDの上昇に引っ張られ+株価の持ち直しに、終盤にかけては1.4620台まで値を戻す。

AUDUSDは、欧州市場から続落傾向が続き、弱い欧米株に付けた安値0.6980台から、午前1時に0.7030台まで値を戻すも、買戻しは続かず、弱い中国株+中国経済の不安定+商品価格の続落に、弱いドルの流れにも反応は鈍い。

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エバンズ・シカゴ連銀総裁=年内2回、穏やかなペースの利上げを支持。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=年明けの中国金融市場の動向を注視、中国株・通貨の急落が米経済に大きな影響を与えるかは依然として不明。インフレ率が目標に向かって急加速するようなら、今年4度以上の利上げが必要。

中国国家統計局=2014年の最終GDP値、7.3%と変わらず。

日本取引所の空売り比率=前日比0.5%ポイント上昇の42.4%と、2015年9月29日につけた43.4%に次ぐ過去2番目の高水準となった。

イランは、サウジ軍の戦闘機が、イエメンのイラク大使館を攻撃と非難。

12月の中国外貨準備は3.33兆ドル(前月末比-1079億ドル)で、減少幅は過去最大。2015年は5126億ドルの減少で、過去最大。

オズボーン英財務相=英金利は上昇するときがくる。利上げは強い経済の表れ。英経済は中国、ブラジル、ロシア経済の減速や、商品価格の下落、中東の緊張激化という、危険なカクテルをあおることになる。

ソロス氏=世界の市場は2008年のような危機に直面しており用心が必要。中国は調整で大きな問題に直面、危機と呼んでもいい。金融市場は深刻な問題がある


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