2016/01/04

2016年1月4日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年1月4日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年の幕開けのアジア市場は大波乱。

サウジとイランとの対立が激化し、原油価格の上昇、弱い中国経済指標も加わり、早朝からドル高の流れが強まった。主要国通貨が全面安の中で、クロスの円買いが激しくなると、USDJPYもついに120円を割り込み続落。

日経平均株価は-3.06%(18450.98円)へと大幅下落、上海総合も-6.86%とアジア株は軒並み大幅に下落。株安=円高のセオリーが強まる。

USDJYPは、120円の大台を割り込み、119.50円、119.00~20円の買いを消化し、一時118.70円台まで続落。原油価格がやや値を下げ始め、主要通貨でドル売り戻しが入りようやく反発するも、119.20円を超えられず。上値の重い展開は変わらず。

その間、EURUSDは1.0870台から1.0820台をボトムに下げ止まり、アジア株総崩れの中で、新興国通貨売り=EUR買いのセオリーが復活し、1.0940台まで値を戻す。

GBPUSDも1.4690台をボトムに1.4770台まで値を戻すも、AUDUSDは0.7200+NZDUSDは0.6740台で下げ止まるも、戻りは非常に限定的で、上値の重い展開が続く。

USDCADは、原油価格の上昇にも関わらず弱く、1.3930台まで続伸、リスク回避の動きが原油価格の上昇に勝った動きとなった。