2016/01/26

2016年1月26日(火曜)昨日25日 海外市場の動き(午前5時ごろ)

2016年1月26日(火曜)昨日25日 海外市場の動き(午前5時ごろ)

週明けの為替市場は、原油価格は大幅下落、欧米株は下落、米金利は低下。USDCADは上昇しCADは一人負け。

リスク回避の動きに、EURの上昇が目立つ中で、BOJの追加緩和期待にJPY買いは見られず。リスク敏感通貨では市場の反応は鈍い反面、続落傾向は止まらず。USD高傾向が続く。

アラムコはエネルギープロジェクトへの投資継続を発表し、WTIは30ドル台へ下落。NYダウは続落して始まり、16,000台を割り込む。米10年債利回りは2.02%低下。

USDJPYは、29日のBOJ金融政策決定会合で追加緩和の可能性が指摘される中、アジア・欧州市場序盤の安値118.20円近辺を底値に、リスク回避の買いも鈍く、118.50円中心に安定推移。1月7日以来の高値を更新して推移しているが、緩和期待の有無で変化する可能性が高く上下変動は避けられず。

EURUSDは、ドラギECB総裁の発言から2%のインフレ目標達成の決意は感じられるが、すべては3月の理事会までの指標待ち。リスク回避の流れにEUR買いが強まっているが、短期の買いに反して、中長期では引き続き売りプレッシャーが続く。

AUDUSDは、原油+株安によるリスク回避の流れや、膨大な資本流出による中国経済への不安感は止まず。0.7000を割り込みスローながら続落傾向は変わらず、0.700が大きな壁となり下値リスクが強まる。

USDCADは、原油価格の下落に連動。上昇圧力は続くも、原油価格次第で1.4300の壁を超えるとさらなる上昇を期待したくなる。


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ドラギECB総裁=低金利は景気を刺激し所得を引き上げている。深刻な金融不安を示す前兆は見られない。目標の達成は信認に関わる。

ドラギECB総裁=2016年の景気見通しは不透明。中銀として目標を設定したら、達成できないからといって目標を変更できない。

欧州委員会=加盟11か国(フランス、英国、イタリア、ベルギー、アイルランド、スペイン、クロアチア、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、フィンランド)は、10年後も公的債務が高止まりし、リスクに直面。

フォースブスBOE政策委員=労働市場は鈍い賃金の伸びが示唆する水準よりも力強いが、利上げを判断で、失業率の低下が賃金増へにつながるとの一層の確信を持ちたい。最近の原油価格の下落はインフレの回復を遅らせる。

ロシア連邦統計局=2015年GDPは-3.7%(予想-3.8%)と景気の低迷が続く。

関係者=29日の日銀金融政策決定会合の判断は、原油価格の下落で物価見通しが下方修正は避けられず、2%の物価目標の達成で追加緩和の必要性をぎりぎりまで判断。→ 追加緩和期待が強まり円売りへと動く。

ブルームバーグ・インテリジェンス中国資本流出の資産=2015年推計1兆ドル(118兆円)・2014年1343億ドルから7倍に拡大し、過去最悪。12月は1587億ドル(9月1943億ドル)、

ブルームバーグ・インテリジェンス中国資本流出の資産=輸出企業はドル資金を人民元に替えずにドル建てで保有を続けていると指摘。「双方の要因ともに人民元に対する弱気なセンチメントを反映しており、人民銀の外貨準備には減少への圧力がかかっている。

サウジアラビアの国営石油会社アラムコがエネルギープロジェクトへの投資継続を表明し原油価格は急落。