2016/01/18

2016年1月18日(月曜)欧州・北米市場序盤の動き

2016年1月18日(月曜)欧州・北米市場序盤の動き

米国市場はキング牧師生誕記念日の祝日で、欧米発の経済指標は不在。アジア市場では、日本株+香港株の下げに反して、上海総合が上昇+原油価格の持ち直しが見られた。

その影響もあり、欧州市場の序盤はポンド+カナダドルの上昇が目立ちながらも、欧州株はWTIは29ドル台を回復し底堅く推移。しかし、欧州株と米株先物は共に序盤の上昇から下げへと変化し、リスク選好の動きがやや弱まる。

GBPUSDは、序盤の上昇も1.4320止まりで逆に1.4270台へ値を下げ、EURUSDは1.0870台をボトムに下げ止まり、1.0890~10のレンジで推移。

AUDUSD+NZDUSDも、やや上値は重くなり小幅下落。USDCADだけは、原油価格の上昇にドル売り・カナダドル買いの流れが強く1.4490まで値を下げ売り圧力が続いている。

USDJPYは、117円をボトムに117.40台まで上昇、117.50円の壁を何度か試す動きが続くも破れず失敗。ただし、高値圏で推移し米国市場が休場の中で上値を試すことができるか? 注目。

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国営新華社通信= 中国の習近平国家主席と李克強首相は国内経済について、下振れ圧力が強まっているがファンダメンタルズは堅固との認識を示す。

スウェーデン中銀緊急理事会の議事要旨=フローデン副総裁が為替介入について、効果的ではなく中銀のバランスシートと株式に相当のリスクをもたらす。今後数年間で通貨クローナが上昇する見込みであることを踏まえるとなおさら。

浅川財務官=市場のボラティリティが高まっている。中国の動向を注視する。

OPEC月報=非加盟国の今年の供給量が日量66万バレル減少見込みで、従来の27万バレル減から減少幅を上方修正へ。月報はイランの経済制裁解除に言及せず。→ イランは制裁解除に伴い輸出を日量で約50万バレル増やし、6カ月以内にさらに50万バレル増すことを目指しているため、OPECの供給過剰はさらに拡大する恐れがある。

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